3月でもスノーボードを楽しめるスキー場と初心者に嬉しいメリット

スノーボードといえば冬のスポーツというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は3月や4月など春のシーズンにも楽しむことができるんです!

 

むしろ、3月や4月など春だからこそのうれしいメリットもたくさんあります。

 

「1月2月は仕事が忙しくてスノーボードしに行けなかったな~。今年は残念だった・・・。」

諦めるのはまだ早いですよ!!

 

今回は、3月でもまだまだ楽しめるスキー場と3月のスキー場の状況、そして初心者の方が3月にスノーボードをするメリットについて現役のA級インストラクターが詳しくまとめていきたいと思います。

 

自己紹介
ブログ運営者
Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。ウェブデザイナー。東京大学 理科二類卒。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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スノーボードはいつまで滑ることができる?

スノーボードは冬のスポーツの代表格ですが、スノーボードのシーズンはいつからいつまでなのでしょうか。

 

結論、スノーボードは一般的に4月末まで滑ることが可能です!むしろ、ゴールデンウィークまで営業しているスキー場もけっこうな数あります。

 

お住いの地域によっても差はありますが、私たちがレッスンをしている北海道の地域では4月末まで滑ることができるスキー場はけっこうありますし、案外、東京や大阪、愛知、九州エリアなどからの飛行機のアクセスもいいので、2泊3日あれば十分に春スノボを楽しむことができます。

 

もちろん、1月や2月のハイシーズンと比べると、雪質が緩んでシャバ雪になっていたり、コースが一部閉鎖されていたりすることもありますが、それでも十分に雪はありますので滑って楽しむには問題ないですよ。

 

初心者だけど3月にスノーボードってアリ?3月のスキー場状況

スノーボードがある程度滑れる上級者になると「スノーボードはやっぱり1,2月のハイシーズンに行くべきでしょ!」という意見が多くなりますが、初心者の方が3月の春シーズンにスノーボードに行くのは、正直、大アリです!

 

3月は気温が上がってきて徐々に雪も柔らかくなっていき、シャバ雪と呼ばれるような雪になります。このシャバ雪は柔らかい雪なので転んでもあまり痛くありません!転んでも痛くないというのは初心者の方にとってはうれしいですよね。

 

では、実際3月のスキー場はどんな感じになっているのでしょうか?上旬、中旬、下旬にわけてみていきます。

 

3月上旬

3月上旬であれば、ほとんどのスキー場で1月や2月とそれほど変わりなく雪がしっかりと積もっていて、土が見えていることもほとんどないでしょう。

 

また、北海道のルスツやニセコあたりでは、3月に入ってもふかふかのパウダースノーが降ることもあります。

こちらの写真は3月5日にルスツリゾートのウエストマウンテンのリフト降り場から撮った写真です。

 

問題なく滑ることができるのはもちろん、雪質も全然いい感じです。

 

3月中旬

3月も中旬になってくると、日中の気温が徐々に上がって暖かくなりますので、少しずつ雪が融けてきていきます。北海道では3月中旬でも雪が降ることは珍しくありませんが、気温が高いので降ってもその分はすぐに溶けてしまうようになります。

 

それでも日中はいい感じにやわらかい雪質になっているので初心者の方の練習にはもってこいだと思います。

 

この時期から注意したいのがナイターの滑走です。3月といっても夜はまだまだかなり寒いため、日中暖かくなって溶けた雪が夜にはまた固まり始めます。シャバ雪が固まるとかなり滑りにくい雪になりますし、転んだときの打撃が大きくなってしまいます。

 

初心者の方はこの時期は日中の練習だけにして、夜は温泉などを楽しむといいですね。

これは3月15日にルスツリゾートのイーストクワッド降り場から撮影した写真です。まだまだ雪もたくさんあります。

 

3月下旬

3月も終わり頃になってくると、スキー場によってはかなり滑れるコースが制限されるようになる場合があります。コース制限がなくても、一部雪が解けて土が見えてくるところもあります。3月下旬にスノーボードに行くのであれば、標高が高いスキー場や、そもそもの積雪量が多くて十分に雪がついているスキー場を選ぶようにするといいでしょう。

 

こちらは3月29日にイーストマウンテンのパーク上の位置から撮った写真です。シャバ雪になって雪はかなり緩んでいますが、滑走には全く問題ありません。

 

このように、3月になっても雪の多いスキー場を選べば、スノーボード初心者であってもなんの問題もなく十分にスノーボードを楽しむことができるんです。

 

3月4月の春でもスノーボードが楽しめるお勧めスキー場(北海道)

3月4月の春のシーズンでもオープンしているスキー場はちらほらありますが、できればコース制限ばかりであちこちに土が出てしまっているスキー場よりも、雪がたっぷりあって多くのコースが楽しめるスキー場のほうがいいですよね。

 

ここからは春でもスノーボードが楽しめるお勧めのスキー場をご紹介していきます。

 

ルスツリゾート

ルスツリゾートは1月2月のハイシーズンには腰まで雪が積もるほどの爆雪エリアです。そのため、3月になってもたっぷり雪があります。むしろ、3月末でもパウダースノーが降る年もあるくらい、雪には困りません!

 

たとえパウダースノーが降らなくてもハイシーズンに降り積もった大量の雪があるので、クローズする4月上旬までほとんどのコースが制限されることなく滑走することができます。

 

3月中旬からはリフト券も安くなるのでお得にルスツリゾートを満喫することができるんです。

 

キロロスノーワールド

キロロもルスツと同じでハイシーズンの降雪量がかなり多いため、春までスノーボードを楽しむことができます。

 

キロロのハイシーズンはかなり寒さが厳しいため、初心者の方にしてみるとスノーボードが難しいからではなく、寒さがしんどすぎてリタイヤしてしまうケースもあるようです。

 

ですが、3月にもなれば寒さが和らぐため、快適にスノーボードを楽しむことができるでしょう。キロロの雪質は3月になっても締まっていることが多いので、上達してカービングターンを練習したい人にもお勧めです。

 

こちらは4月からリフト券が安くなります。

 

ニセコ グランヒラフ

「北海道と言えばニセコ、ニセコと言えばパウダースノー」と言われていたくらい、日本のパウダースノーが海外に知れ渡ったきっかけにもなったJAPOW(ジャパウ)の火付け役がニセコのスキー場です。

 

パウダースノーがさらさらふかふかということは、それだけ気温が低いため、春になってもまだまだ雪が残っていてスノーボードが楽しめます。ニセコもルスツ同様、3月末でも運がよければパウダースノーが降ることもあるため、ふかふかの雪でスノーボードが滑れるかもしれませんよ。

 

トマムスキー場

かの有名な星野リゾートが運営しているトマムスキー場も春までスノーボードが楽しめるおすすめスポットの一つです。道央エリアにあるため、アクセスは新千歳空港ではなく旭川空港から行くのがいいでしょう。

 

春になると晴天率が高くなるので、最高の景色と共にスノーボードが楽しめますし、映えな写真もたくさん撮ることができますよ。

 

また、スノーボードはもちろん、トマムならではの充実のアクティビティも満喫できるのもお勧めポイントの一つです。

 

3月でも最高に楽しい!スノーボード初心者が春に滑るメリット

3月でも十分に楽しめるスノーボードですが、春だからこそ!というメリットもたくさんあります。

 

初心者にありがたい春のスノーボードの魅力を見ていきましょう。

 

暖かい環境で滑ることができる

当然ですが、3月や4月の春のシーズンは1月2月のハイシーズンに比べると暖かいです。

 

「スノーボードはやってみたいけど、寒いのが苦手」という方でも、3月になっていれば気軽に安心してチャレンジすることができます。

 

ハイシーズンの時期であれば、かなり寒いのでウエアの下に何枚も着なければいけませんし、顔や手をしっかりガードして防寒対策をしなければいけませんが、暖かい3月になればそれほど着込まなくても快適に滑ることができます。

 

そのため、新しくアイテムを用意する必要もありませんし、トランクの中の荷物も減って移動が楽になります。

 

また、レッスンを受ける場合も春のほうが暖かくて快適!という意見もけっこうありますよ。

 

天気がいい日が多い

冬の時期は雪が降っている日が多いため、どんよりとした気候になることが多いのですが、春になると晴れている日が増えるため、気分良く滑ることができるでしょう。

 

もちろん、一面雪に覆われた景色が見られる冬も素敵ですが、春になって晴天が多くなり、ところどころに新緑が見られる景色も最高に綺麗ですよ。

 

ゲレンデが空いていることが多い

スノーボードは冬のスポーツと思い込んでいる方はまだまだ多いですし、春まで滑れるスキー場があると知らない人は意外と多いものです。

 

そのため、3月以降はゲレンデが空いていることが多いため、初心者の方でも周りを気にすることなく存分に練習することができます。

 

スピードが出にくい

春の雪は冬の雪と違ってシャバ雪というやわらかい雪になります。このシャバ雪はスピードが出にくい雪質になっているため、初心者にとっては安心して滑ることができる雪なのです。

 

もちろん、ある程度滑ることができるようになれば、スピードが出にくいことが逆に滑りにくく感じてしまうことも出てきますが、まったくの初心者のうちは急に加速すると恐怖を感じてパニックになる人もいますので、スピードが出にくい春の雪は初心者のスノーボーダーが練習するのには最適な環境ともいえるでしょう。

 

もし、ある程度滑れるようになってきてスピードが出てほしいとなった場合は、春雪に適したワックスを塗れば問題解決です。

 

リフト券が安くなるスキー場も

春までオープンしているスキー場のほとんどが春の料金としてハイシーズンより安めにリフト券を提供しています。

 

スキー場によっては雪が溶けているコースを制限していることもありますが、その分、お得に滑れるようになります。

 

リフト券がお得になる分、旅行日程を伸ばすという選択肢もできますので、うれしいポイントですね。

 

道路の雪が解けて移動が楽

雪の上を歩くことに慣れていない初心者だと、ハイシーズンの時期は道路の雪のせいで滑って転んでしまうことが多くなるかもしれません。

 

ちょっとホテルから近くのコンビニに行くというときや、ホテルからスキー場に向かうときなどの少しの移動でも道路の雪が多いとかなり困難な状態になってしまいます。

 

春の雪がある程度溶けた時期なら、スキー場のゲレンデ内には十分に雪があるものの、道路の雪は溶けているので移動がかなり楽になるでしょう。

 

初心者が3月にスノーボードを滑る際の注意点

初心者が3月にスノーボードを滑るのにはたくさんのメリットや魅力があることも間違いないのですが、春だからこその注意点もあります。

 

3月以降の春の時期にスノーボードを楽しむための注意点はどのようなものがあるのでしょう。

 

滑れるコースをチェックしておく

雪解けが始まる春の時期は、ところどころ土が出てきてしまうコースがあります。そのため、雪が足りなくなったコースは滑走禁止となり滑れなくなります。

 

滑れなくなるコースが上級者コースであれば関係ないのですが、初心者コースが滑れなくなるとレベルに合ったところで練習できなくなってしまうので、事前に行こうとしているスキー場の滑走できるコースやゲレンデの最新情報などをHPなどでチェックしておくようにしましょう。

 

着替えを用意しておく

春の雪は水分を多く含んでいますし、日中は気温が高いのでウエアやグローブについた雪がすぐに溶けてべちゃべちゃになってしまいます。

 

特に初心者のうちは、転ぶことも多くあると思いますので、ウエアの中に雪が入り込んでしまい、中のトレーナーや下着が濡れてしまうという事態にもなりかねません。また、単純に暑くて汗をかいてしまうこともあります。

 

そのため、風邪をひかないよう、濡れたとき用の着替えを多めに持って行っておくと安心ですね。

 

体調管理に気を付ける

日中暖かくなってきているとはいえ、スキー場の3月は夜になるとまだまだ冷え込みます。日中と夕方以降で温度差がかなりある場合も多いので、温度管理がしやすい服装を準備しておくことをお勧めします。

 

お勧めとしては、夜寒いときに羽織れる薄手のダウンがあるといいでしょう。薄手のダウンであれば小さく折りたためるので荷物の邪魔になりにくいですし、しっかりと暖かくしてくれるので夜の寒さ対策に適しています。

 

また、日中スノーボードを楽しんでいる中でたくさん汗をかくと脱水症状を起こす場合があります。定期的に休憩を取り、こまめに水分補給をすることで脱水症状になるのを防ぐことができます。

 

紫外線対策をしておく

3月の春のスキー場はとにかく紫外線がすごいです。上からの紫外線もきついですが、下が雪で白いので照り返しが強く、あっという間に真っ黒に日焼けしてしまいます。

 

将来のシミの原因にもなりかねませんので、しっかりと日焼け止めを塗って紫外線対策をしておきましょう。

 

また、肌の紫外線対策だけでなく、目の紫外線対策も重要です。目も紫外線の影響を受けますので、対策をしないと夜になって目が乾燥して痛くて眠れなくなってしまうこともありますし、ダメージが蓄積すれば最悪の場合、失明の恐れも出てきます。

 

曇りや雨であっても紫外線は降り注いでいますので、スノーボードをする際は必ずゴーグルやサングラスを着用してください。

 

まとめ

3月以降の春のシーズンでもスノーボードはまだまだ楽しめますし、スキー場によってはたくさんの雪が残っているところも多いです。3月、4月はまだまだシーズン真っ只中と言っても過言ではありません。

 

私自身、ハイシーズンのスノーボードも大好きですが、春ならではのシャバシャバの雪で新しい技にチャレンジするのも大好きです。

 

ぜひ長い期間、スノーボードを楽しんでくださいね。

 

スノーボードについて、スキルについて、スノーボードアイテムについて、わからないことがあれば、お気軽にこちらからお問い合わせください。

 

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