夏まで滑れるスキー場があるってホント!?月山スキー場の実録レポート

スノーボードが大好きな皆さん!

雪の上を滑る爽快感は一度味わったら忘れられないですよね。

 

おそらく、スノーボード好きな人ならだれでも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

 

「夏までスノーボードが滑れたらなあ・・・・。」

 

 

 

あります、夏まで滑れるスキー場!!!

 

 

 

今回は、知る人ぞ知る、夏まで滑れるスキー場=月山スキー場について、以前月山でリフトマンとして働いていた私たちが、月山スキー場の魅力はもちろん、その厳しさについてもたっぷりとお伝えしていきます!先日久しぶりに遊びに行った際のレポートを交えながらお伝えできればと思います!

 

自己紹介
ブログ運営者
Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。ウェブデザイナー。東京大学 理科二類卒。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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知る人ぞ知る、月山スキー場

日本のウィンターシーズンと言えば12月~3月、長いところでゴールデンウィークまで営業しているスキー場があるというイメージですよね。ゴールデンウィークを過ぎれば初夏となり、サマースポーツに切り替える方も多いでしょう。

 

しかし、暑さが厳しくなってきてからもスキーやスノーボードを楽しみたいという方も多いはず。

 

そんな、スキーやスノーボードをこよなく愛する人たちが通い詰めるのが月山スキー場なのです!

 

月山スキー場はどこにある?どんなところ?

月山スキー場は山形県の西村山郡にある月山の姥ヶ岳に位置するスキー場です。ちなみに、私ははじめ「つきやま」と呼んでいましたが、読み方は「がっさん」です。

 

一般的なスキー場は12月~3月や4月末までくらいの営業のところが多いですが、月山スキー場は他のスキー場がクローズし始める4月からオープンし、7月中旬まで営業しています。(シーズンにより変動アリ)

 

標高1600mにあるゲレンデなので、春や夏でも天然雪で滑ることができます。

 

上級者レベルでないと楽しんで滑るのは難しい?

夏でも滑れるスキー場として魅力満載な月山スキー場ですが、注意したいのが普通のスキー場とは全然違うということです。

 

私たちも、初めての勤務日に月山スキー場に到着した時、かなり衝撃を受けたことを覚えています。

 

普通のスキー場は毎日スキー場がクローズしてから圧雪車でピステンをかけ、朝一にはきれいなピステンバーンが広がっていますし、どこからどこまでがコースなのかはっきりわかりやすいようになっています。

 

しかし、月山スキー場は基本的に圧雪車でピステンをかけないので、いわゆるオフピステのボコボコのバーンになります。全国各地からコブの猛者たちが訪れ、毎日せっせとコブを作ってくれているので全斜面がコブコースみたくなっていきます。

 

また、山全体を滑るというスキー場なので、ところどころに岩や木が出てきていたり、雪の壁(というか崖)みたいなのも存在します。もちろん、月山スキー場のパトロールの方が管理してくれているので、ポールでわかりやすく危険なところを示してくれていますが、やはり初心者が楽しめるような雰囲気のスキー場ではないかもしれません><

 

リフト乗り場まで軽く登山(笑)

月山スキー場が他のスキー場と違っているのは、コースの難易度だけではありません。

 

普通のスキー場は、駐車場からゲレンデまで歩いてもせいぜい5分ほどだと思いますが、月山スキー場は駐車場からリフト乗り場までまあまあな距離があります。

こんな感じで雪の道が続きます。これ、序盤で撮った写真なのでここからさらに道は続いてます( ;∀;)

 

遠いだけでなく、雪の坂道を歩いていくのでかなり疲れます。軽く登山です(笑)そんな道をスキーやスノーボードの板を担いで登っていくので、リフト券を購入した後、リフトに乗らずに休憩をはさんでいる方もちらほらいます。

 

スキー、スノーボード業界のレジェンドが通い詰める

月山スキー場は普通のスキー場と違い、コースも雪質も、リフトまでの距離もハードモードですが、だからこそ、スキーやスノーボードのスキルを磨きに来ているレジェンドたちがたくさんいます。

 

代表的な方で言えば、スノーボードの新野裕幸さんや、稲川光伸さん、月岡雛乃さんが練習されたりレッスンされたりしていますし、スキー界で言えば渡部栞さんがレッスンされています。

 

初めて月山スキー場で働いたときは、来る人来る人有名人ばかりでびっくりしてしまいましたが、それくらい月山スキー場はトレーニングするのにぴったりな場所なんですね。

 

ちなみに、私、個人的にスキー選手の栞ちゃんと仲良くさせてもらっているので久しぶりにガールズトークしてきました^^いくら時間あっても足りないくらい!!ほんで相変わらず可愛い^^

 

月山スキー場のコースは4種類!

月山スキー場のコースは初級コース、中級コース・上級コースの3種類のコースに分かれています。

 

初級コース

初級コースは通称、沢コースと呼ばれています。

 

正直「え、初級コース?初級者滑れるの?」と思う感じのコースです。雪も雪なのでけっこうぼこぼこです。

 

ただ、ぼこぼこをうまく利用してグラトリの練習などはしやすいですし、大自然の中を滑る気持ちよさはありますので、普通のスキー場の中級コースを難なく滑られる方であればけっこう楽しめるのではないでしょうか。

 

中級コース

中級コースは大斜面コースと言って、下から見たときに全面に広がっている斜面です。開放感があり、大斜面コースの上からの景色は圧巻です。そこらじゅうにコブが作られているため、コブのトレーニングにはもってこいです。私もこの大斜面コースでコブが好きになりました。

 

 

他にも、中級コースとしてTバーリフトのある姥ヶ岳コースもあります。(Tバーについては後ほどご説明します)

 

私たちが遊びに行ったタイミングはTバーリフトが快適に回せる時期だったので主にこちらにお邪魔していました!昔働いていたので少しTバー下ろしの手伝いをしていたんですが、なんと!!月岡雛乃スノーボード選手(ひなのたん♡)が遊びに来てくれました~~✨✨

 

働いているときから応援している選手なので、会いに来てくれてめちゃくちゃうれしかったです✨✨

 

上級コース

上級コースは牛首エリアと言われていて、月山の山頂に近く、広大なコースです。まさに、自然の山を滑る、というフレーズがぴったりです。

 

ただ、コースと言ってもそこに行くまで1時間ほど登っていかなければなりません。もちろん、自分の板を担いで・・・・。けっこうハードです。

 

ハードではありますが、登っているとき月山山頂を眺めながら綺麗な空気を吸えますし、登り切った後の景色も最高に良かったので、一度は登ることをお勧めします。

 

ちなみに、スノーボードの方はブーツが滑りやすいので簡易アイゼンなどを持っていくことを強くお勧めします。

 

なお、牛首エリアは、天候によって視界が悪くなりかなり危険ですので、当日の天気やアナウンスをよく確認してから登るかどうかを慎重に決定してくださいね。

 

月山名物!スノーボード泣かせのTバーリフト

先ほどの章で月山スキー場のコースの説明をしましたが、ここではコースに行くためのリフトについてご説明していきます。

 

月山スキー場には、1本のペアリフトと2本のTバーリフトがあります。ペアリフトは一般的なペアリフトなのですが、問題がTバーリフトです。

 

 

バーがTの字をしているんですが、Tの上の部分をお尻にあてて、Tの下の部分から伸びている棒をつかんでワイヤーにひっかけて運ばれていく方式です。

 

これが、とにかく難しい!!特に、スノーボードはワンフットで乗らなければいけませんし、体の向きをねじらないといけないので相当なワンフットスキルが要求されます。もはやTバーに乗るのがアトラクションみたいになっています。

 

私たちが行ったときもたくさんのスノーボーダーがTバーに泣かされていました。

 

そういう私も、月山スキー場で働き始めた当初は、ぜんっぜん乗れませんでした><

 

月山スキー場で働いていた時は、Tバーに乗って上で作業したり、お客さんが使ったTバーを乗り場に運んだりしなければならなかったので、「Tバーに乗れない」というのは「給料泥棒」と言っても過言ではないくらいヤバイことだったので、必死で練習して乗れるようにはなりましたが、幾度となくTバーから振り落とされた経験は絶対に忘れません。

なので、もし、月山スキー場に行ってTバーリフトにチャレンジしたけど、全然乗れない!という方も落ち込む必要はありませんよ^^ほとんどのスノーボーダーが最初は乗れません。

 

ちなみに、こちらのTバーリフト、乗るのも大変なのですが、そこの乗り場に行くまでも相当大変です(笑)

 

ペアリフトの降り場からかなりの急斜面の雪上を20分ほど歩いていかなければなりません。しかも、雪解けが進むとどんどんTバーが上に移動するので、どんどん距離も伸びていきます。

 

駐車場から考えると、

・駐車場からペアリフト乗り場まで20分ほど

・ペアリフト乗車時間10分ほど

・ペアリフト降りてからTバーの乗り場まで20分ほど

なので、駐車場からTバーの乗り場まで50分ほどかかる感じになります(笑)

 

それくらい、月山スキー場は他のスキー場とは違って、とっても新鮮なスノーボードを楽しむことができるんです。

 

月山スキー場のリフト料金

今後リフト券の代金が変動する可能性もありますが、現時点での料金を載せておきます。

 

  1回券 7回券 半日券 1日券
大人 580円 3,700円 3,400円 4,600円
こども 400円 2,700円 2,700円 3,300円

 

  Tバーリフト
1回券 200円
11回券 2,000円

 

月山スキー場でスキー・スノーボードを楽しんだ後は!

月山スキー場はとにかくいろいろハードなことが多いので、1日スノーボードを楽しむと、とってもお腹が減ります!

 

そこで、月山スキー場の帰りにぜひとも食べてほしい山形グルメを完全な個人的視点からご紹介します。

 

チェリーランドのジェラート

1つ目は寒河江の道の駅・チェリーランドにあるジェラートです。あっさりとした甘みでくどくなく、疲れた体に染み入っていきます。

 

フレーバーがなんとも変わった味が多くて、でもぜんぶ美味しいので毎回悩んでしまいますが、個人的には「米」「だだちゃ豆」「ふうき豆」がお勧めです。

 

山形名物・冷たい肉そば

ジェラートで軽く小腹を満たしたら、夜ご飯に冷たい肉そばもお勧めです。

山形の月山スキー場で働く前は、冷たい肉そばの存在すら知らなかったのですが、これがもうめちゃくちゃ美味しい!

 

冷たい肉そばを提供しているお店はいくつかあって、それぞれのお店の出汁やサイドメニューなどが違いますので、どこのお店の味が好みか食べ比べするのも楽しいですよ。

 

寒河江名物・やきとり

夜ご飯はビールを片手にいろいろつまみたい!という方はやきとり居酒屋に行ってみるのがお勧めです。

 

やきとりと言っても、このあたりのやきとりは「とり」じゃなくて「ぶた」なんです!

 

寒河江の中心街にたくさんの有名店がありますので、気になるところをチェックしていってみてくださいね。行く際は、事前に席が空いているか電話で確認するのが安心ですよ。

 

まとめ

今回は、夏まで滑れる月山スキー場について、レポートを交えながらご紹介しました。

 

月山スキー場に初めて行ったときはかなりの衝撃を受けましたが、今となっては、遠くても毎年行きたいくらい大好きな場所になっています^^

 

皆さんも、「冬が終わったけどまだまだ滑り足りない!!」という場合にはぜひ月山スキー場にチャレンジしてみてくださいね。

 

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