スノーボード旅行を快適にする持ち物|マストアイテムから便利グッズまで

冬の定番スポーツといったらスキー&スノーボードですよね。

 

家の近くにスキー場があるという好立地にお住いの方はかなりレアだと思いますので、ほとんどの方がちょっとした遠出、中には泊りでスノーボード旅行に行かれる方も多いと思います。

 

スノーボード旅行で、しかも泊り、となると気がかりになってくるのが持ち物でしょう。忘れ物は極力したくないし、できれば家と同様、快適に過ごしたいですよね。

 

街中にある観光地とは違って、スキー場はたいてい山の中にありますので、忘れ物をしても気軽に買うことは難しいです。また、家とは違う場所でウエアの着替えなどを行うと、不便に感じてしまうシーンも多くなります。

 

そこで今回は、スノーボード旅行に行くときのマストアイテムはもちろん、持っていくと格段に快適になる便利グッズ、女子なら絶対に持っていくべきものなどを、現役のスノーボードインストラクターの私たちがご紹介していきたいと思います。

 

Arata
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スノーボード歴20年以上の僕たちが「あるとめっちゃ便利やん!!!」と思ったマル秘アイテムもご紹介しますので、初心者の方だけでなく上級者の方も参考にしてもらえたらと思います。

 

 

 

自己紹介
ブログ運営者
Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。ウェブデザイナー。東京大学 理科二類卒。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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スノーボード旅行に行くときのマストアイテム

 

まずはスノーボード旅行に行くなら絶対になくてはならない持ち物からご紹介しましょう。あると便利なアイテムを持って行ってもマストアイテムを忘れるとスノーボードができなくなりますからね。

 

スノーボードに必要な持ち物は以下になります。

 

・スノーボード板
・ビンディング
・スノーボードブーツ
・ウエア上下
・インナー上下
・スノーボード用靴下
・グローブ
・ゴーグル
・帽子
・パスケース
・身分証明書
・保険証
・現金・小銭入れ

 

 

これだけあれば、ひとまず安心です。ただ、初心者の方だとこれらすべてを自分で買い揃えるのは大変だと思いますので、レンタルを上手に使うといいでしょう。

 

関連記事:【北海道】スノーボード用品のレンタル相場と注意点

 

帽子などは手軽に買えるアイテムなので、ゲレンデファッションを楽しむという意味でも自分好みのデザインのものを事前に買って用意しておくのがおすすめです。

 

また、車以外の公共交通機関でゲレンデまで行く方は、全部を手で運ぶのは大変なので宅配便を上手に活用したほうが移動が楽になります。

 

それぞれのマストアイテムの詳細については、こちらの【スノボ初心者必見|スノーボードに必要な持ち物はこれだけあれば安心!】の記事でより詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

スノーボード旅行の便利グッズ|ゲレンデ編

 

ここからは、スノーボード旅行に持っていくと旅行がますます楽しく快適になる便利グッズをご紹介していきます。

 

まずは、ゲレンデで使える便利グッズからご紹介していきますね。

 

寒さ対策のための便利グッズ

 

・バラクラバ(目出し帽)
・インナーグローブ
・モバイルバッテリー
・防寒スマホポーチ

 

スノーボードに行く時期や行く先のスキー場によって、想像以上の極寒になることは珍しくありません。私たちがメインで活動している北海道のルスツニセコエリアでは、ハイシーズンだと―15℃になることもしょっちゅうです。

 

寒すぎるとスノーボードを全力で楽しめなくなってしまうので、寒さ対策はばっちりしておきましょう。

 

ちなみに、寒さで体力を消耗してしまうのは人間だけでなく、スマホも同様です。寒すぎるとスマホの電池が、面白いくらいモリモリ減っていきます。まるで私が風呂上がりに飲むビールのごとく減っていきます(笑)

 

そのため、モバイルバッテリーや防寒スマホケースでスマホの防寒対策もしておくのがおすすめです。

 

参考記事:バラクラバはスノボの必需品|選び方とバラクラバのおすすめブランド

 

 

ケガ防止のための便利グッズ

 

・ヒッププロテクター
・リストガード
・ヘルメット
・デッキパッド

 

スノーボードを楽しむためには安全に配慮することがとても大切になります。特に初心者の方は慣れないうち安全な転び方ができず、思わぬケガをしてしまうリスクがありますので、ケガを防止するためのアイテムは持っていくべきでしょう。

 

Arata
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スノーボードのケガとして一番多いのは手首のケガだと言われています。手首を捻挫したり骨折したりというリスクが高いので、リストガードは初心者さんのマストアイテムと言えます。また、転倒時に頭を打つことで脳震盪(のうしんとう)を起こす危険性もあるので、ヘルメットも着用するのがベターです。

 

 

 

 

デッキパッドはビンディングの間に貼り付けて乗せた足が滑らないようにするアイテムで、中級者以上であれば貼らなくてもいいですが、初心者のうちはデッキパッドがあったほうがリフトの乗り降りの時に変な転び方が減るのでおすすめです。

 

ただ、初心者のうちはどうしてもケガのリスクが高くなりがちなので、心配な方はスノーボードレッスンを受けてプロのインストラクターから安全な滑り方と安全な転び方をしっかりと教えてもらうのが安心ですね。

 

関連記事:スノーボード初心者はレッスン受講がお勧め!レッスンのメリットとは

 

 

道具メンテナンスに使える便利グッズ

 

・プラスドライバー
・ペーストワックス
・ワイピングクロス(ゴーグルを入れるソフトケース)

 

スノーボードを快適に楽しく滑るために、道具をメンテナンスするアイテムも持っておくと便利です。

 

プラスドライバーは、滑っているうちにビンディングが緩んできたときに調整するためのものです。通常サイズのドライバーは大きすぎるので、ウエアのポケットに入るくらいのミニサイズを携帯しておくといいでしょう。

 

また、春先のシーズンなどは雪が悪くなってきて板が走らなくなることもあるので、スノーボードに行く時期によってはペーストワックスも持っておくといいでしょう。板が走らないとスノーボードの楽しさが半減してしまいます。

 

ゴーグルを入れるためのソフトケースであるワイピングクロスは、ゴーグルが曇った時や転んで雪がゴーグルの中に入ってしまった時に重宝するので胸ポケットなどに入れておくのがおすすめです。

 

Arata
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これらの便利グッズは無くてもなんとかなりますが、道具の不具合で困っている人がいたら、便利グッズでササっとメンテナンスをしてあげるだけでゲレンデイケメンになれます。

 

 

 

 

女子必見|女子力維持のための便利グッズ

 

・日焼け止め
・リップクリーム
・ハンドクリーム
・絆創膏
・カイロ
・ポケットティッシュ
・チョコレート

 

「冬だから日焼け止めはいらないかな」と思ったら大間違いです!

 

ゲレンデは雪からの照り返しがあるので、上からの直射日光と合わせて2倍の紫外線があります。日焼け止めをウエアに入れておき、ちょこちょこ塗りなおすのがベストです。

 

また、乾燥や紫外線によって唇がカサカサになってしまいやすいので、リップクリームも必需品です。

 

寒さと体の熱気でスノーボード中は鼻水がけっこう出てきてしまうので、ポケットティッシュも2,3個持っておくと安心ですね。

 

 

Aya-chan
Aya-chan

スノーボードをしていると、疲れと寒さで甘いものが食べたくなります。チョコレートなどのお菓子をしのばせておけば、リフトの上でみんなに配って食べることができるので楽しいですよ。

 

 

 

スノーボードの便利グッズ|休憩編

 

・ワイヤーロック
・カラビナ

 

一日中休憩なしで朝から晩まで滑り倒すというツワモノはなかなかいません。必ず一度はレストハウスで休憩するでしょう。休憩時に注意したいのが道具の紛失&盗難です。

 

道具の紛失で多いのがグローブです。しかも片方だけ…。

 

スノーボードは身に着けるアイテムが多いので、それを外した時に管理するのが慣れていないとけっこう難しいんですよね。そんなときにカラビナを利用するとグローブを含め道具の紛失がかなり防げます。

 

 

グローブやゴーグルを外したらカラビナでベルトなどにくっつけておきましょう。そうすれば、休憩が終わっていざ滑りに行こうとなったときに「あれ!ない・・・!」と青ざめることがなくなるでしょう。カラビナのサイズはやや大きめのものを持っておいたほうが使い勝手がいいですよ。

 

Arata
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滑り終わって移動する際なども、ブーツをカラビナでまとめてザックにひっかけることもできます。移動時にブーツを手で持つと、手がふさがってしまい色々と不便ですが、カラビナをうまく活用すれば移動時も快適ですよ。

 

 

盗難に関しては、ワイヤーロックで板の盗難を防止しましょう。レストハウスの中に板を持っていくことができませんので、板は外の置き場に立てかけておくことがほとんどです。

 

せっかくのマイボードを盗まれたら悲しすぎますので、ワイヤーロックで柱などにしっかりと固定しておきましょう。

 

ちなみに、一番盗難に遭いやすい板はパウダーボードだと言われています。パウダーボードで滑りに行く方はワイヤーロック必須ですよ。

 

 

スノーボード旅行の便利グッズ|お泊り編

 

ここからは、スノーボード旅行をお泊りで行く方向けに便利グッズをご紹介していきます。

 

ボディメンテナンスに便利なアイテム

 

・湿布
・マッサージガン
・プロテイン
・爪切り

 

 

お泊りでスノーボード旅行は最高に楽しいですよね。仲間とワイワイ夜を過ごすのも旅行の楽しみの一つなのではないでしょうか。

 

ただ、滑り終わってからボディメンテナンスをしっかりしておかないと、せっかく次の日もスノーボードができるのに、体中が痛くて楽しめないということになりかねません。

 

そのため、湿布は必ず持っていきましょう。もしマッサージガンを持っていれば、これも旅行に持っていくとかなり助けられます。

 

スノーボード中は普段使わない筋肉を総動員して激しく動いているので、次の日の朝、筋肉痛でベッドから起き上がれなかったという話を何人からも聞いています。翌日も楽しく滑るために、その日の筋肉痛はその日にしっかりケアしてあげましょう。

 

また、足の爪が伸びているせいでスノーボードブーツに爪が引っかかって痛いというケースもけっこうありますので、爪切りもあったらとても便利ですよ。

 

Arata
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個人的にプロテインを飲むとタンパク質がしっかりと補給できるのでおすすめです。筋肉の修復にも役立ちますので、疲れを残さず次の日も元気に楽しめますよ。

 

 

その他便利なアイテム

 

・小物干し
・ブーツ乾燥剤
・グランズレメディ(ニオイ消し)
・サンダル

 

 

泊りでスノーボードに行くときは、使った道具を翌日までにしっかりと乾かしておくことが必要になります。

 

濡れたままの状態だと臭くなってしまいますし、濡れたものをゲレンデで着用すると一気に体を冷やしてしまうので、確実に乾かすことが大事です。

 

靴下やインナーなどは替えのものを持っていくことができますが、インナーグローブやバラクラバ、ゴーグルやグローブ、ブーツはほとんどの人が1セットしか持っていないと思うので、夜の間に乾かしておきましょう。

 

小物干しは100均にも売っていますので、ぜひ持っていきましょう。小物干しにひっかけて暖房器具の近くにおいておけば、割とすぐに乾きます。

 

ブーツも中のインナーが湿っていますので、ブーツのインナーを外した状態で乾燥剤を入れておくのがおすすめです。

 

Arata
Arata

足のニオイがマジで臭い!という人はグランズレメディも持っていきましょう。グランズレメディは、ニュージーランドで生まれた靴・足のパウダー状の消臭剤で、どんなに臭い足や靴でもどうにかしてくれる、僕の強い味方です。

 

 

パウダーをかけてすぐは粉まみれなので、翌日履けるようにブーツを脱いだらすぐに使うのがいいでしょう。

 

 

 

また、ホテル内の移動用にサンダルもあると便利です。ホテルのスリッパでもいいのですが、ホテルによってはぺらんぺらんの紙製のスリッパのところもあるので、快適に過ごすためにサンダルがあるといいですよ。

 

 

スノーボード旅行の便利グッズ|車移動編

 

スノーボード旅行に行くときにマイカーを使っていく方も多いと思います。車に乗っているのは移動するときだけとはいえ、車でも快適に過ごしたいですよね。

 

特に、豪雪地域のスキー場に行く場合は、普段必要のないものが必須のアイテムになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

豪雪地域のスキー場で便利なアイテム

 

・テムレス
・スノーブラシ
・氷解スプレー
・脱出用ラダー
・シートヒーター
・保温ドリンクホルダー

 

スキー場に向かうわけですから、雪が降っている状況はある程度想定できると思いますが、豪雪地域のハイシーズンの雪の降り方は、あまりにも多く想像以上で驚かれる方がほとんどだと思います。

 

 

こんな感じで、朝到着して夕方滑り終わって帰ってくるとどれが自分の車なのかわからないほどに雪が降り積もっていることもしばしばです。

 

泊りで車を停めっぱなしにしていればなおさら雪は積もっていきます。

 

そのため、車の上やフロントガラスに乗っている雪をはねなければ車を運転することができません。

 

雪はねの際に便利なのが、テムレスやスノーブラシです。なくても雪ははねることができますが、あるとめちゃくちゃスムーズになりますので、車に積んでおくのがおすすめです。

 

 

氷解スプレーは、フロントガラスが凍ってしまって曇った時に使えます。凍ったフロントガラスやミラーはなかなか溶けません。そんな時に氷解スプレーがあると、あっという間に解けてくれるので便利ですよ!ちなみに成分によっては車のコーティングが剥がれてしまう場合もあるので、必ずコーティング対応かどうか確認してください。

 

また、あまりにも雪が多すぎて、タイヤがスタックして車を出せないという事態になったときのために脱出用ラダーもあると安心です。

 

 

極寒地で車を放置しておくと、車内は冷蔵庫を通り越して冷凍庫状態になります。そのため、車に乗り込んだ時にお尻をあたためるシートヒーターがあると、かなり便利ですよ。

 

Aya-chan
Aya-chan

滑り終わった後はコンビニに寄ってあたたかいコーヒーでも飲みたくなりますよね。でも車内は冷凍庫状態なので、せっかく買ったコーヒーもすぐに冷たくなってしまいます。そんなとき、保温ドリンクホルダーがあれば、あたたかい状態をキープして楽しめますよ。

 

車内の収納に便利なアイテム

 

・ボードカバー
・ブーツケース
・車内ポール

 

 

自分の板やブーツを持っていく方は、ボードカバーやブーツケースがあると便利です。

 

スノーボードの板はエッジが鋭いため、そのままで持ち運びしてしまうと車内を傷つけてしまう可能性がありますので、ボードカバーで保護しておきましょう。いろいろ種類がありますが、簡単に脱着が出来るソールカバーや、エッジが錆びにくいニット素材のものがおすすめです。

 

ブーツも、春先のシーズンだと泥で汚れることがありますので、車内が泥だらけにならないようケースに入れておくといいですよ。

 

車内で使用できる伸縮自在のポールも、あるとめちゃくちゃ便利なアイテムです。

 

ハンガーを引っ掛けることができるので、濡れたウエアを移動中に乾かすこともできますし、ポールの上に板を乗せれば車内空間も広く使えて便利です。

 

Arata
Arata

スノーボードの板は車の上のキャリアに積む方も多いと思いますが、雪が多い地域では雪をはねるときに邪魔になってしまいますし、あまりの寒さでキャリアが開かなくなってしまうということもあります。豪雪地域のスキー場に行くときは車内に板などを収納するのがおすすめです。

 

 

着替えの時に便利なアイテム

 

・レジャーシート
・シューズトレー
・サンシェード

 

車でスキー場に向かう場合でけっこう不便に感じやすいのが着替えの時でしょう。車内で着替えるには狭すぎるし、外で着替えるにも地面が雪で足をつく場所がない、と不便極まりないです。

 

そんなときは、100均やホームセンターでも買えるレジャーシートが便利アイテムでおすすめです。

 

レジャーシートを雪の上に敷けば、足元が冷たくならずに快適に着替えることができます。ウエアの下やブーツを履くときに重宝しますよ。

 

どうしても女性の方で「車内じゃないと心理的に着替えたくない」という場合は、サンシェードがあると外からの視線を気にすることなく堂々と車の中で着替えることも可能です。

 

滑り終わってブーツを脱ぐときは、雪で車内がべちゃべちゃになるのを防ぐためにシューズトレーがあると便利ですよ。

 

 

まとめ

 

今回は、スノーボード旅行に行くとき、あると便利なアイテムをご紹介してきました。

 

スノーボードに必須の持ち物さえあれば、スノーボード自体は十分楽しめるとは思いますが、便利グッズがあれば、さらに楽しく、さらに快適にスノーボードをすることができます。

 

今回ご紹介したものすべてを持っていくと、かなり大荷物になってしまうと思いますので、ご自身の状況や好みに応じて取捨選択して持っていくといいでしょう。

 

せっかくのスノーボード旅行、忘れ物のないよう、そして便利グッズをプラスして快適に過ごしてくださいね。

 

スノーボードのアイテムや持ち物、滑り方のポイントなどスノーボードに関するご質問やご相談は、いつでも私たちインストラクターにお尋ねください。

 

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