スキーを始めてみたいけれど、
「独学で滑れるようになるかな?」
「レッスンを受けたほうがいいのかな?」
「レッスンで本当に滑れるようになるのかな」
と悩んだり迷ってしまったりする方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、スキー初心者の方はレッスンを受けるのがおすすめです。
基礎を正しく学ぶことで、安全にかつ楽しく滑れるようになりますし、レベルアップの上達スピードも圧倒的に早くなります。
そこで今回は、北海道ルスツでスキー・スノーボードスクールを運営する私たちが、スキー初心者がレッスンを受けるメリットや料金の相場、実際のレッスン内容や流れ、スキー初心者に人気のスキー場などを詳しく紹介していきます。
初心者がスキーを独学で練習するリスク
「友達に教えてもらえば大丈夫」「動画を見ればできそう」と思って独学でスキーに挑戦する人もなかにはいますが、インストラクター目線から言って初心者が独学で練習するのはおすすめできません。
初心者が独学で練習するリスクについて詳しく見ていきましょう。
ケガのリスクが高まる
正しい転び方や止まり方を知らないまま滑ると、大きな転倒や衝突につながる可能性があります。特に初心者は膝や手首を痛めやすいので注意が必要です。
せっかくの旅行中に怪我をしてしまっては、旅行が楽しめないうえに嫌な思い出になってしまいます。
悪いクセがついてしまう
自己流で滑ると、重心の位置や足の使い方に誤りが生じやすく、後から直すのに時間がかかります。
悪い癖がついたまま滑り続けてしまうと、そのあとの上達がかなり難しくなってしまいますし、怪我をしやすいフォームで滑ることになります。
リフトの乗り降りでトラブルになりやすい
初心者が独学で一番戸惑うのがリフトの乗り降りです。スムーズに乗り降りできないと他の利用者に迷惑をかけてしまうこともありますし、大きな怪我にもつながりかねません。
上達に時間がかかる
レッスンを受ければ数時間でできることが、独学だと何日も何シーズンもかかってしまう場合があります。せっかくの旅行が「うまく滑れなかった」で終わるのはもったいないですよね。
スキー初心者がレッスンを受けるメリット
安全に楽しめる
スキー初心者が最も不安に思うのは「転んだらどうしよう」「転んでから立ち上がれるかな」「リフトにうまく乗れるかな?」といった安全面です。レッスンでは、転倒したときの起き上がり方やリフトの乗り降りといった基本から学べますし、もしもの時はインストラクターがしっかりとサポートしてくれるため、ケガを防ぎつつ安心して滑ることができます。
効率よく上達できる
自己流で練習すると、滑れるようになるまでに時間がかかります。一方でレッスンを受けてインストラクターから正しいフォームを教われば、数時間でゲレンデを滑れるようになる人も珍しくありません。
正しいフォームが身につく
最初に間違ったクセがついてしまうと、後から直すのはとても大変です。レッスンを受ければ、最初から正しい姿勢やターンの方法を学べるので、スムーズにステップアップできますよ。
楽しさが倍増する
基礎を身につけると「止まれる」「曲がれる」といった安心感が得られるので、いろいろなことにも挑戦しやすくなります。結果的にスキーの楽しさを存分に味わえるようになるでしょう。
そして「また来たい!」「次はもっと上手に滑りたい」と向上心も芽生えるのでとてもいい体験につながりますよ。
スキーレッスンの種類と料金相場
スキー初心者向けレッスンには、大きく分けて次の3種類があります。
グループレッスン
- 相場:半日 5,000〜10,000円
- 同じレベルの人と一緒に学ぶため安心感がある
- 費用を抑えたい人におすすめ
プライベートレッスン
- 相場:半日 20,000〜40,000円
- インストラクターを独占できるので上達がとても早い上に安全面でもかなり有利
- 自分のペースで集中して学びたい人に最適。安全性を重視したい人もプライベートレッスン一択。
子供向けレッスン
- 相場:半日 10,000〜40,000円(子供向けのグループレッスンかプライベートレッスンかによって値段が大きく変わります)
- 遊びを取り入れながら楽しく学べるプログラムが中心
- 初めての雪遊び体験にもぴったり
参考記事:レッスンの料金相場|グループVSプライベートや地域別に徹底解説
スキー初心者向けレッスンで学べる内容とは
初心者レッスンでは、以下のような基本を段階的に学んでいきます。
- スキー板・ブーツの履き方、外し方
- 安全な転び方と起き上がり方
- リフトの乗り降り練習
- プルーク(ハの字)での滑り方・止まり方
- 緩やかな斜面でのターン練習
数時間のレッスンでも「止まれる・曲がれる」ようになる人は多く、その後は自分でゲレンデを滑りながら練習できます。
スキー初心者レッスンの流れ(半日コースの例)
実際にスキー初心者レッスンを受けると、どんなステップで進むのか気になりますよね。ここでは一般的な半日レッスンの流れをご紹介します。
集合・持ち物確認
レッスン開始前に、スキー板・ブーツ・ストックの装着をチェックします。ウェアやヘルメットの着用確認も行います。
安全説明・準備運動
転倒時の注意点や安全ルールをインストラクターから説明されます。簡単なストレッチをして体をしっかりと温めます。
平地での基礎練習
スキー板の履き方・外し方、片足スキーでのバランス練習、歩き方、スケーティングなどを練習します。
緩やかな斜面での基本動作
緩やかな斜面に移動し、ハの字(プルーク)での滑り方と止まり方を学びます。ここで「止まれる」という安心感を得るのが大切です。
リフト乗車の説明・実際の乗車
リフトに乗る際の注意点や乗り方・降り方の説明を受けます。続いて実際にインストラクターが横についてリフトの乗り降りを行います。インストラクターが近くにしっかりとついてサポートしてくれますので初心者でも安心して挑戦できます。
ターン練習
プルークを使って左右に曲がる練習を行います。これができるようになると、一人で緩斜面を滑れるようになります。
まとめ・アドバイス
最後にその日の成果を確認し、今後の練習方法をアドバイスしてもらいましょう。
半日レッスンでも、この流れを経験するだけで「止まれる・曲がれる」まで到達する人が多く、スキーの楽しさを実感できますよ。
スキー初心者に人気のスキー場
スキー初心者の方は、初心者専用エリアや初心者向けコースが充実したスキー場を選ぶとより安心して練習することができます。
この章では、スキー初心者におすすめのスキー場をご紹介していきます。
北海道・ルスツリゾート
広大なゲレンデと初心者専用コースが魅力のスキー場です。英語対応のスクールもあるので、外国人にも人気です。
ルスツはパウダースノーも有名なスキー場なので、スキーが上達したらふかふかのパウダースノーを満喫できるというのも魅力ですね。
ルスツのスキースノーボードスクール⇒SamuraiSnowConcierge
長野・白馬エリア
世界的リゾートとしても有名で、初心者向けのゲレンデやスクールも豊富です。景色も美しく雰囲気も抜群なのでカップルの旅行先としても人気のエリアです。
新潟・苗場スキー場
ファミリー層に人気が高く、キッズレッスンや初心者レッスンが充実しています。アクセスの良さも魅力的で都内からスキー旅行に行く方も多いです。
スキー初心者がレッスンを受ける際の注意点
初心者の方はスキーレッスンを受けることが上達への近道です。最後に、レッスンを受ける際の注意点をいくつかまとめておきますので、チェックしておいてくださいね。
装備はしっかり準備
防寒・防水のスキーウェアや手袋、ゴーグルは必須です。装備がしっかりしていないと、レッスン中に寒い・手が痛いなどトラブルが起きてしまい集中できなくなってしまう恐れもあります。
レンタルは事前予約がおすすめ
混雑期はレンタル待ちが発生するため、ネット予約が安心です。特に、お子様のサイズはすぐに無くなってしまうので早めにレンタルを予約しておくことがおすすめです。
無理しないスケジュール
初日は「半日レッスン+自由滑走」で体力的にも無理がないプランも良いでしょう。また、グループレッスンだと他の参加者に合わせなければいけないことも多いので、自分のペースでレッスンを受けられるプライベートレッスンが特におすすめです。
休憩をこまめに
初心者は筋肉を普段以上に使いますし、使い慣れていない体の部分を使うので想像以上につかれてしまいます。疲れを感じたら早めに休むことが大切です。遠慮せずインストラクターに休憩を取りたい旨を伝えましょう。

休憩したい、疲れた、ということもグループレッスンではなかなか言い出しにくいところもありますよね。そういった意味でも、プライベートレッスンを受けておけば自分のタイミングで休憩を取ることができるので、無理なく上達することができますよ。
まとめ
スキー初心者は、レッスンを受けることで安全に、効率よく、そして楽しく上達できます。
グループレッスンかプライベートレッスンか、どちらを受けようか迷っている方も多いと思いますが、目的や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
(グループレッスンVSプライベートレッスンについての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。)
基礎をしっかり学んでおけば、その後のスキーライフがぐっと楽しくなります。次のスキー旅行では、ぜひレッスンを活用して素敵なスキー体験を楽しんでくださいね。
私たちSamuraiSnowConciergeも北海道のルスツでスキースノーボードレッスンを実施しているスクールです。私たちのスクールは、安全性と手厚く丁寧で一人一人に合わせた価値の高いレッスンをお客様に提供することをモットーにしているのでプライベートレッスンを専門としています。
もし、スキーやレッスンに関してわからないことや疑問があれば、ぜひお気軽に私たち現役のインストラクターにご相談くださいね。
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