現役A級イントラ解説|サロモンのおすすめビンディング(レベル別・スタイル別)徹底紹介

スノーボードを極めてくると、自分のスタイルややりたいことに合った板選びが重要になってきますが、それと同じくらいにビンディング選びも大切です。

 

ビンディングはスノーボードの板とブーツをつなぐ唯一の接点になりますので、ビンディングの選び方によって板への反応のスピードが変わったり、操作性のしやすさが変わってきたりします。

 

サロモン(SALOMON)はフランス発の人気スノーボードブランドで、サロモンの板同様、ビンディングもとても評価が高く人気があるので、サロモンのビンディングを買おうかどうか迷っているスノーボーダーの方も多いのではないでしょうか。

 

サロモンブランドは、板・ブーツ・ビンディングとトータルで展開しているので、機能性とフィット感のバランスが抜群です。

 

 

関連記事:【現役イントラお勧め】サロモン(Salomon)の初心者向けスノーボード板おすすめ8選

 

 

そこで今回は、現役のA級インストラクターである私たちがサロモンブランドのおすすめビンディングを、レベル別やスタイル別に厳選してご紹介していきたいと思います。合わせて、ビンディングを選ぶ時のポイントやビンディング選びの重要さについても解説していきますので、ビンディング選びに悩んでいるスノーボーダーの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

自己紹介
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Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。東京大学 理科二類卒。ウェブデザイナー。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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ビンディング選びはなぜ重要なのか?

 

おすすめのサロモンビンディングをご紹介する前に、まずはなぜビンディング選びがスノーボードにおいて重要なのか、その基本から見ていきましょう。

 

スノーボードのビンディングは、「板」と「ブーツ(=体)」をつなぐ唯一の接点です。

言い換えれば、あなたの動きをボードに正確に伝えるための「橋渡し役」のような存在なのです。そのため、ビンディング選びを間違えてしまうと様々なトラブルが起きてしまう可能性があります。具体的に見ていきましょう。

 

操作性に影響してくる

 

ビンディングのフレックス(硬さ)やフィット感が合っていないと、自分の動きが板に伝わりにくくなり、ターンやトリックがしにくくなります。

たとえば、カービングを極めたいのに柔らかすぎるビンディングで練習していても、力が逃げてしまって安定したエッジングができず、なかなかカービングが上達できない、という結果になってしまいます。

 

疲れやすさや足の痛みに関係する

 

サイズが合っていないビンディングや、足をしっかりホールドできないビンディングを使っていると、余計な力を入れて滑らなければいけなくなってしまうので、足への負担が増すことになります。

 

合っていないビンディングで滑ると、疲れてしまって長時間滑れなくなったり、足がすぐに痛くなるので不整地を滑れなくなったり、滑りに大きな差が出ます。

 

ケガのリスクに影響する

 

ホールド感が不十分だったり、構造が自分の滑りに合っていなかったりすると、足が変な方向に動いてしまって、捻挫や転倒のリスクが高くなってしまいます。

 

怪我を防ぐためにも、自分に合った正しいビンディング選びが重要です。

 

滑りの楽しさにも影響する!?

 

ビンディングが足にフィットしていない、自分のやりたいスタイルに合っていない、という状態だと動きがぎこちなくなって思い通りに滑ることができなくなります。

 

思い通りに滑れないので「なんか楽しくない」「練習しているのに全然上達しない」と感じ、せっかくのスノーボードが楽しくなくなってしまうこともあります。

 

特にスノーボード初心者は、「道具のせいで滑りにくい」ことに気づきにくいため、自分のスキルが足りないと勘違いしてやる気を失ってしまいがちなので、慎重なビンディング選びが重要です。

 

 

サロモンブランドのビンディングの特徴

 

私たちを含め、スノーボードインストラクターの中にはサロモンのビンディングを愛用している人も多く、「ビンディングはサロモン!!」と決めているプロもいるほどなのですが、なぜサロモンのビンディングの評判は良いのでしょうか。

 

サロモンビンディングの特徴として以下が挙げられます。

 

軽量でレスポンスが高い

・ブーツとの一体感が高い「ShadowFit」システム搭載モデル多数

・パウダーからパーク、カービングまで幅広く対応

・カービングで板を立ててもドラグしないヒールカップの形状

 

「ShadowFitテクノロジー」は、ヒールカップが柔軟に可動するので、カービングを含めライディング時の可動域が広く、快適に滑ることができるのが魅力です。

 

Aya-chan
Aya-chan

個人的に、サロモンのビンディングが一番ブーツにフィットしてくれて、滑っているときに安心感があると感じています!

 

Arata
Arata

サロモンのビンディングが好きすぎて、レッスン用とプライベート用すべての板にサロモンのビンディングをつけていて、何度もリピートしています!

 

 

 

 

ビンディングを選ぶときのポイント6つ

 

ここからは、自分のレベルややりたいスタイルに合ったビンディングの選び方のポイントについてまとめていきます。

 

スノーボードのビンディングは、ただ板にブーツを固定するという役割だけでなく、ライディングの「操作性」「快適性」「安全性」を左右する重要なパーツですので、ここでご紹介するポイントを押さえて自分に合ったビンディングを選びましょう。

 

フレックス(硬さ)をチェックしよう

 

まずはビンディングの硬さ=フレックスをどれにするか検討しましょう。フレックスが柔らかいから良い、硬いから良い、というわけではなく、レベルややりたいことによって適切なフレックスが変わってきますので、何がやりたいのか、自分のレベルはどうなのか、考えてから買うようにしてください。

 

  • 柔らかめ(ソフトフレックス):スノーボード初心者やグラトリを極めたい人におすすめです。操作しやすいため足への負担も少ないのがメリット。

 

  • 中間(ミディアムフレックス):オールラウンドに対応しやすいので、カービングもグラトリも適度に楽しみたい人におすすめです。レベル的には中級者に最適です。

 

  • 硬め(ハードフレックス):レスポンス重視のスノーボーダーにおすすめです。カービングやスピードライドを好む上級者向けのフレックスです。

 

ビンディングのサイズと自分のブーツサイズの相性を確認しよう

 

ビンディングにはサイズがあります(例:S、M、L)。同じブランドのブーツであれば、サイズの確認がしやすいのですが、別のブランドのブーツとビンディングを組み合わせる場合はサイズが合うかどうか事前に確認しましょう。

 

固定方法の種類を確認しよう

 

ビンディングの固定方法にはストラップ型、クイックエントリー型、ステップイン・ステップオン型の大きく3つに分かれています。それぞれのタイプによって固定力や着脱のしやすさなどが変わってきますので、それぞれの特徴を踏まえたうえで好みのタイプを選びましょう。

 

ストラップ型

ストラップ型のビンディングは最もメジャーで定番として採用されている形です。

 

つま先側を固定するトゥストラップと足首側を固定するアンクルストラップに分かれているので、足首をしっかりと固定することができます。

 

2か所固定しているので、足首がちゃんと固定されているという安心感が大きいのと、手に入りやすいモデルが多いというのが魅力です。慣れればストラップの長さの調整も簡単にすることができます。

 

初心者の方で型の種類で迷ったらこちらのストラップ型から選べば問題ないでしょう。

 

クイックエントリー型

クイックエントリー型は、ビンディングのハイバック側からブーツを入れ、ハイバックを上げて固定するタイプのビンディングです。スノーボードに慣れてきた中級者以上の方は着脱が簡単で素早くできるメリットを感じられるでしょう。

 

ただ、着脱が簡単な分、固定力が弱いというデメリットや展開されている数が少ないため選びにくいという点があります。また、立って装着する前提で作られているので、ビンディングは座って装着するという初心者のときはあまりお勧めできません。

 

ステップイン・ステップオン型

ステップイン・ステップオン型のビンディングは、ブーツを乗せることで簡単に固定ができるワンタッチタイプです。スノーボードブランドとして有名なバートンのオリジナルシステムです。

 

慣れればものすごく早く板を装着することができますよ。

 

ストラップのタイプをチェックしよう

 

上の章で、固定方法の一つにストラップ型を挙げましたが、そのストラップ型にも色々種類があります。自分の好みに合ったストラップタイプを選びましょう。

 

  • トゥストラップ(つま先側):キャップ型(ブーツの先端を包む)とオーバー型(ブーツの上から覆う)があります。
  • アンクルストラップ(足首側):パッドの厚みや可動性でフィット感が大きく変わります。

 

自分の好みのホールド感や着脱のしやすさで選ぶといいですね。

 

ヒールカップの構造をチェック(サロモン独自技術)

 

サロモンの特徴でもあるShadowFitは、ヒールカップが柔らかく、足と一体になるようなフィーリングが魅力です。

 

足の動きに追従するので、可動域が広くて疲れにくいというメリットがあります。自然な足の動きを重視するならShadowFit搭載モデルが特におすすめです。

 

 

 

対応ディスクと板の互換性を確認しよう

 

サロモンのビンディングは多くのブランドの板に取り付けが可能ですが、バートンの「EST(チャネル)システム」には非対応の場合があります。自分が今乗っている板や今後買おうとしている板に取り付けができるタイプかどうかを確認しましょう。

 

レベル&スタイル別|おすすめサロモンビンディング5選

 

それではいよいよ、サロモンのおすすめビンディングを厳選してご紹介していきます。対象レベルやマッチするスタイルもご案内しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Salomon RHYTHM(リズム)

 

  • 対象レベル:初心者~中級者
  • 価格帯:約20,000〜25,000円
  • 特徴:柔らかめのフレックスで、優れた操作性と快適な装着感が魅力的です。初めての1台に最適なモデルと言えるでしょう。
  • おすすめスタイル:フリーライド・パーク

 

Salomon VENDETTA(ヴェンデッタ)

 

  • 対象レベル:初心者~中級者(女性専用)
  • 価格帯:約23,000〜26,000円
  • 特徴:女性の足型に合わせた快適なフィット感です。軽量なので女性でも扱いやすく、デザインも◎
  • おすすめスタイル:フリーライド・グラトリ

 

Salomon DISTRICT(ディストリクト)

 

  • 対象レベル:中級者~上級者
  • 価格帯:約30,000〜35,000円
  • 特徴:ShadowFit搭載で高い自由度とレスポンスを実現しています。グラトリ好きのスノーボーダーにも人気です。
  • おすすめスタイル:グラトリ・フリーライド

 

Salomon HOLOGRAM(ホログラム)

 

  • 対象レベル:中〜上級者
  • 価格帯:約37,000〜42,000円
  • 特徴:レスポンスと柔軟性のバランスが絶妙に◎。どんなスタイルでも使いやすく多くのスノーボーダーに愛されるモデルです。オールマウンテン対応。
  • おすすめスタイル:オールラウンド・バックカントリー

 

Salomon HIGHLANDER(ハイランダー)

 

  • 対象レベル:上級者〜エキスパート
  • 価格帯:約45,000円前後
  • 特徴:超軽量かつ高反発でカービング・高速滑走に強いモデルです。精密な操作もしっかり板に伝えてくれます。
  • おすすめスタイル:カービング・高速フリーライド

 

サロモンのブーツと合わせるとより快適に!

サロモンのビンディングは、同ブランドのサロモンブーツとの相性が非常に良いので、ブーツとビンディングを同時にサロモンで揃えるのもおすすめです。

 

ShadowFitの柔軟性を最大限活かすには、足にぴったり合うブーツとのコンビネーションが重要なので、ブーツを何にするかまだ決めていない方は、サロモンのブーツとビンディングを合わせてみるのも良いでしょう。

 

まとめ

サロモンのビンディングは、初心者から上級者まで対応する幅広いラインナップが魅力で、いろいろなモデルから選ぶことができます。

 

今の自分のレベルや、自分がやりたいスタイル(カービング、グラトリ、パウダーライディングなど)に合わせて選んだり、今現在使っている板やブーツとの相性で選んだりすると、より満足度の高い滑りができるようになります。

 

サロモンのビンディングで、今シーズンはより快適でスタイリッシュなライディングを楽しんでみてくださいね。

 

私たちSamuraiSnowConciergeは、お勧めのサロモンビンディングの情報はもちろん、そのほかのアイテム選びのコツや、スノーボードの滑りの技術などもご紹介しております。

 

もし、スノーボードに関してわからないことや疑問があれば、ぜひお気軽に私たち現役のA級インストラクターにご相談くださいね。

 

 

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