おしゃれなウィンタースポーツとして人気のスノーボードは、女性の方も楽しみやすいスポーツの一つです。
友達同士で、恋人とのデートで、または家族と一緒に楽しむ女性たちも多いでしょう。最近では、一人でゲレンデに行ってスノーボードを楽しむ女性も増えてきています。
ゲレンデに何度か足を運んでスノーボードに慣れてくると、自分だけのマイボードが欲しくなってくるかもしれませんね。デザインが可愛くてウエアとも合わせられる板を選べば、モチベーションも上がって、さらにスノーボードが楽しくなってくること間違いなしです!
そこで今回は、現役のA級インストラクターである私たちが、女性に合った板の選び方や、おすすめのレディース向けブランド、選ぶ際の注意点、スノボ女子がゲレンデで気を付けたほうが良いポイントなどを詳しくまとめていきます。
同じ女性目線で、自分の経験も踏まえながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
女性用のスノーボードと男性用のスノーボードは何が違う?
スノーボードショップに行くと、レディースモデルの板やメンズモデルの板、ユニセックスモデルの板の3種類が置いてあると思いますが、これらの違いはどこにあるのでしょうか。
これらの違いは主に【長さ】【重さ】【やわらかさ】【デザイン】です。
メンズモデル↓↓
レディースモデル↓↓↓
女性は一般的に男性に比べると、身長も低めですし、脚力が少なく体重も軽いので、レディースモデルはメンズモデルと比べて短め・軽め・柔らかめにデザインされています。
また、女性は足のサイズも男性に比べて小さいので、レディースモデルは幅も細めに作られていることが多いです。細く作られていることで結果的に重さも軽くなります。
4つ目の違いとしてのデザインですが、レディースモデルはメンズモデルやユニセックスモデルに比べるとかわいらしいデザインや女性好みのおしゃれなデザインが多くなっています。お花があしらわれていたり、ピンクやイエローのカラーが多かったり、見ているだけでテンションが上がるようなデザインが多いです。
なお、ユニセックスモデルは、女性も男性も幅広いサイズから選べるよう、サイズバリエーションが豊富に展開されています。
レディース向けのスノーボード板の選び方
ここからは、板選びで迷っているスノボ女子のために、失敗しないスノーボード選びのポイントを項目別にお伝えしていきたいと思います。
記事を参考にしていただいて、自分が納得できて長く愛用できるような特別な一枚を見つけてみてくださいね。
長さ
女性に限ったことではありませんが、板選びにおいて長さは重要な項目です。
板の適正な長さは【自分の身長-15cm~-20cm】で、だいたい、あご上くらい鼻下くらいの感覚です。
ちなみに、板の長さが変わると何が変わるのか?ということですが、身長に対しての長さによって安定性と取り回しやすさが変わってきます。
長めの板…高速で滑るときや荒れたバーンを滑るときの安定性が高い
短めの板…取り回しがしやすいのでトリックがやりやすい
初心者の方であまりスピードを出して滑ることがない女性や、グラトリなどトリックを極めたい女性は身長に対して短めの板を選ぶのがおすすめです。
中級者以上である程度スピードを出して滑るようになった方や、カービングを極めていきたい女性の方は少し長めの板を選ぶといいでしょう。
参考記事: スノボ初心者必見|スノーボードが上達するための板の選び方6ポイント】
フレックス
続いてはフレックス、板のやわらかさです。ソフトフレックス、ミディアムフレックス、ハードフレックスに分かれていますが、女性の方はソフトフレックス~ミディアムフレックスを選ぶのがおすすめです。
あまり硬い板だと扱いにくいですし、足が疲れやすくなってしまいます。
上から見たときの形状
板の形状には、上から見たときの違いと横から見たときの違いがありますが、まずは上から見たときの形状の違いで選び方を見ていきましょう。
上から見たときの形状として、【ツインチップ】【ディレクショナル】【ディレクショナルツイン】の3種類があります。
ツインチップは左右どちらにも進みやすい形状になっているので、グラトリなどでスイッチスタンスも練習したい方におすすめの形状です。ディレクショナルは、前方向への滑走の安定性が高いため、ターンしやすい形状です。
ディレクショナルツインはツインチップとディレクショナルの中間の形になっていて、良いとこどりの形状です。ターンもしやすくスイッチスタンスも滑りやすくなっています。
どの形状の板を選べばいいかに関しては、今後極めていきたいスタイルによっても変わりますし、現在のレベルによっても変わってきます。簡単に以下にまとめましたので参考にしてみてください。
横から見たときの形状
横から見たときの板の形状には大きく分けて【キャンバー】【ロッカー】【フラット】【ダブルキャンバー】の4種類があります。
最近では、可変キャンバーなど各メーカーからいろいろな種類の形状が出てきていますが、根本をたどればこの4つに集約できます。
キャンバーはエッジが効きやすいのでカービングなどにはもってこいの板ですが、スノーボードに慣れないうちは逆エッジになりやすいという難点もあります。
ロッカーは逆エッジにはなりにくいですが、エッジがなかなかかけられないので、ターンできずにくるくる回ってしまい初心者には扱いにくくなっています。
フラットは雪に接している部分が多いので、ハイスピードでの安定感は抜群ですが、取り扱いが少し難しい形状です。
ダブルキャンバーはロッカーとキャンバーの良いところを取ってできた形状で、ロッカーよりエッジが効きやすい上にキャンバーより扱いやすい作りになっています。こちらも簡単にスタイルやレベル別におすすめの形状をまとめていきますので、参考にしてみてくださいね。
デザイン
せっかく自分だけの板を買うのであれば、何度でも乗りたくなるお気に入りのデザインを選びたいですよね。スノボ女子の板選びにおいて、デザインはとても重要な項目だと思います。
最初は「乗れればなんでもいい」と思って安さ重視で考えてしまうかもしれませんが、実際ゲレンデで他の人の板と比べると、「やっぱり可愛い板が欲しいな」と思ってしまうでしょう。
自分が気に入って満足しているデザインの板だと、頻繁にゲレンデに足を運びやすくなって上達スピードも上がりますし、モチベーションアップにもつながります。メンテナンスにも力が入ってますます愛着がわいてきますよ。
私のお気に入りのパウダーボードはサロモンのレディースモデルの板です。淡いピンクの可愛いデザインでとても気に入っています!滑っているときもリフトに乗っているときも、ワックスをかけているときも、可愛いデザインを見ているだけでテンションが上がりますよ!
スノボ初心者女子は必見|初めての板選び注意点
前の章では板選びのポイントについて項目別にお伝えしてきました。ここでは、板選びの際の注意点をまとめていきますので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
デザインだけで買うのは危険
先ほどの章で「スノボ女子の板選びでデザインは重要」とお伝えしましたね。もちろん、自分の好みのデザインを選ぶことは大切なのですが、「デザインだけ」で選ぶのは危険ですので注意しましょう。
たとえば、レディースウエアのブランドで大人気のROXYから出ているXOXOというモデルはデザインも可愛いですし、ウエアもROXYだと板も同じブランドで合わせたくなると思いますが、上級者向けのモデルで、初心者には扱いにくいモデルになっています。
板を選ぶ時は、デザインももちろん重視しながら、フレックスや形状などの板の内面やスペックも見るようにしましょう。
キッズモデルやメンズモデルを選ぶのはアリ!?
日本女性の平均身長は156cm~159cmですが、平均よりも身長が高い女性や逆に低い女性はなかなかレディースモデルでちょうどいい長さがないという問題に悩まされることがあると思います。
身長が高い女性はメンズモデルを、身長が低い女性はキッズモデルを選んで代用しようかと考えるかと思いますが、基本的にはあまりおすすめしません。
なぜなら、メンズモデルは男性の体格や脚力、足の大きさに合わせて設計されていますし、逆にキッズモデルは子供の体格や身長、体重、脚力に合わせて作られていますので、長さだけで女性が選ぶと扱いにくくなってしまうリスクがあります。
販売数やデザインの幅はどうしても少なくなってしまいますが、大手のバートンやサロモンなどでは、幅広いサイズ展開があり、身長が高い人も低い人も比較的選びやすくなっているので、自分に合うサイズがなかなか見つからない方は、バートンやサロモンのレディースモデルから探してみるのが良いでしょう。
レディースモデルとしては長めの150以上の板や、短めの135以下の板は、製造数も少なくお店での入荷数も少なくなっているので、狙っている人はシーズンインのできるだけ早めのタイミングで押さえておくのがおすすめです。
高すぎる板を買う必要はない
スノーボードの板を買うとき「高ければ高いほど良い板なのかな」「高い板を買ったほうが上達が早くなるかな」と思ってしまうかもしれませんが、スノボ初心者の場合、高い板を買う必要はありません。
板の値段が高くなる理由としては様々ありますが、主に最新のテクノロジーが使われていて、カービングがしやすくなっていたり、トリックをかけやすくなっていたり、パウダースノーを気持ちよく滑れるような形状になっていたりなどが理由です。
初心者でターンの練習がやりやすく、ゲレンデコース内を楽しく滑ることが目的であれば、最新鋭のテクノロジーが駆使された板を選ぶ必要はありません。
初心者向けの板は最新テクノロジーが使われていない分、安く手に入りますので、最初はそのようなモデルを選んで問題ないでしょう。
滑走レベルが上がってきたときや、やりたいスタイルがはっきりしてきたタイミングで、また新しい板の購入を検討するのがおすすめです。レベルに合わせて板を買い替える際はこちらの【スノーボードの板を買い替えるとき古い板はどうすればいい?】の記事も参考にしてみてくださいね。
中古品には要注意
「できるだけ出費を抑えてスノーボードを買いたい」
「板を安く買った分でたくさん滑りに行きたい」
という方は、板を中古で買うことも考えるかもしれません。
当然、中古品のスノーボードは新品の板よりも安く手に入るのでお得感はありますが、注意点もいくつかあります。
汚れはメンテナンスで落とせるとしても、深い傷があると滑走に支障をきたす恐れもありますし、年式が古いと経年劣化が進んですぐに使えなくなってしまう可能性もあります。中古品を買う際は、傷の状態や年式に十分注意して買うようにしてください。
また、新品の板であれば、メーカーによる返品・交換・修理などの保証がついていますが、中古品の場合それらの保証が受けられない点にも注意しましょう。
もし心配な方は、中古品よりはお値段が上がりますが、型落ちやアウトレットのレディースモデルを狙うのもありですね。新品よりも出費を抑えることができますし、メーカー保証が受けられるものも多くありますので、選択肢に入れておくといいでしょう。
おすすめのスノーボードレディース向けブランド13選
ここからは、スノボ女子におすすめのレディースブランドをご紹介していきます。目的別でおすすめのブランドをご紹介しますので、ご自身のスタイルに合った板を見つけてみてくださいね。
レディース専門ブランドで選ぶ
まずはレディースモデルを専門的に扱っているブランドからのご紹介です。レディースモデルをメインで扱っているので、デザインや機能も女性にうれしいものばかりです。
はじめて板を購入する女性にもおすすめのブランドですよ。
SABRINA(サブリナ)
サブリナは2003年にレディース専門のブランドとして立ち上がりました。
日本人女性の脚力や体格、足のサイズなどをベースにした物作りが評判のブランドで、国内の有名女性ライダーも多数所属しています。
女性向けに設計されているので、デザインがかわいいことはもちろん、筋力に自信のない方でも乗りやすいのが特徴です。
NIKITA(ニキータ)
ニキータは女性のためのブランドとして、アイスランドで生まれたストリート系スノーボードブランドです。板だけでなくウエアなどのアパレルにも力を入れています。
ウエアと板を同じブランドで合わせるとマッチしやすいですし、上級おしゃれを楽しめますよ。
デザインにこだわって選ぶ
続いては、デザインに特にこだわりたい方におすすめのブランドです。
レディース向けのスノーボードブランドはおしゃれで可愛いデザインが多いですが、かわいすぎてしまうところもあるため、ちょっと人と違った個性的なデザインが好きな方はこちらのブランドもおすすめです。
GNU(グヌー)
グヌーはアメリカ初のスノーボードブランドで個性的なデザインが多いのが特徴です。
かわいい中にも深みがあったり、斬新で珍しいデザインだったり、デザインにこだわりたい方は納得のいく一枚を選ぶことができるでしょう。
DEATH LABEL(デスレーベル)
デスレーベルはグラフィックデザインに独特な世界観のあるブランドです。シンプルながらも個性的なデザインが魅力で、かわいいよりもかっこいい板を探している女性はこちらのブランドもぜひチェックしてみてください。
全体的にフレックスは柔らかめの板が多いため、初心者の方にも扱いやすいですし、グラトリやパークメインで考えている女性にもおすすめできるブランドです。
COSMIC SURF(コスミックサーフ)
コスミックサーフは女性の体型や脚力を考慮したボードデザインを行うブランドで、初心者向けのモデルからハイレベルな高速ライディングにも対応できるモデルまで幅広くラインナップを展開しています。
デザインは、女性らしい淡い色合いのデザインが多く、オトナかわいいデザインの板を探している方におすすめのブランドです。
有名ブランドで選ぶ
「はじめての板で結局どれが一番自分に合っているのかわからない!」
という方は、有名ブランドから選ぶのが無難です。
購入しやすい値段帯が多いですし、機能も十分に備わっているので失敗を気にせず安心して選ぶことができるでしょう。サイズ展開も多く在庫も豊富なことが多いところもうれしいポイントです。
BURTON(バートン)
言わずと知れたスノーボード界の王、バートンです。
メンズモデルはもちろん、レディースモデルも他のブランドには及ばないほどの数を展開しています。
「どれを選んだらいいかわからない」となったら、バートンから選んでおけば間違いないでしょう。
SALOMON(サロモン)
サロモンもバートンと肩を並べるくらいの大手ブランドです。サロモンはかわいいデザインやシンプルおしゃれなデザインも多いので、きっと自分好みの一枚を見つけられるでしょう。
機能性も担保されているので、リーズナブルにハイクオリティの板を手に入れられますよ。
YONEX(ヨネックス)
ヨネックスはスノーボードだけでなくだけでなくテニスやゴルフなどあらゆるスポーツ業界でハイクオリティの商品を出しているブランドです。
スノーボードにおいては、素材にカーボンを用いたオールカーボンボードが有名で、板の重量を軽くしつつターン性能も高く保っているのが特徴です。
性能は維持しつつ板の重さは軽いので、脚力に自信のない女性にもおすすめです。
スノーボードスタイルで選ぶ~グラトリ編~
ある程度スノーボードが滑れるようになってきたら、今後力を入れていきたいと思う分野に合った板を選ぶといいでしょう。
まずはグラトリを極めたい女子におすすめのブランドです。
011アーティスティック
グラトリといえば、まずおすすめしたいのが011アーティスティックというブランドです。日本のグラトリ先駆者である相内康夫プロが創設したブランドで、グラトリに特化したモデルを中心に展開しています。
バッグと言えばルイヴィトン、時計と言えばロレックス、グラトリと言えば011、みたいな感じでしょうか。
軽くて取り回しのしやすいモデルも多数出ているので、グラトリを極めてみたい女子におすすめのブランドです。
FNTC
グラトリをこれから頑張っていきたいグラトリ初心者女子にはFNTCもおすすめです。
FNTCはライダー目線ではなく、グラトリ初心者目線で作られた板が多いので、初心者の方はもちろん、脚力の弱い女性でも簡単に扱えるように作られています。
反発力もいいので、グラトリ初心者でも比較的簡単にオーリーの感覚をつかむことができるでしょう。
スノーボードスタイルで選ぶ~カービング編~
グラトリと同じくらい人気のスタイルがカービングスタイルです。
カービングを極めていきたい女子におすすめのブランドはこちらになります。
OGASAKA(オガサカ)
オガサカはテクニカル系スノーボードとしては最も有名ともいえる国産のブランドです。
高品質な板であるにもかかわらず、比較的リーズナブルに手に入るのもうれしいポイントです。カービング性能はもちろんお墨付きですが、デザインもしっかりかわいいのが特徴です。
YONEX(ヨネックス)
またまたヨネックスをおすすめしちゃいます。ヨネックスはカービング初心者にもおすすめできるブランドで、脚力のない女性でもカービングしやすい板が揃っています。
先ほどもお伝えしたオールカーボンを使用しているので、軽い板ながらハイスピードでのカービングで安定感を保つことができます。
BCstream
テクニカル業界で有名な斎藤千春選手が所属しているブランドであるBCストリームもカービング女子におすすめのブランドです。
しっかりとエッジがかけられるので難しいバーンでも安心してカービングすることができます。ただ、カービング初心者には少々扱いにくいので、ある程度ハイスピードでのカービングに慣れてきてから買うのがおすすめです。
スノボ女子が気を付けたいこと
楽しいところばかりに気を取られてしまいがちなスノーボードですが、油断していると女子の大敵である紫外線や乾燥でお肌や髪がダメージを受けてしまうかもしれません。
ここでは、ゲレンデでスノボ女子が気を付けるべきことをまとめていきますので、ぜひ実践してみてくださいね。
真冬でも日焼け止め必須
「冬だから日焼けしない」なんて思っていませんか?
夏場の海やキャンプではしっかり入念に日焼け対策をしている女性も、冬の雪山では日焼け対策をあまりしていない方が多いです。
雪山は標高が高いことと雪の照り返しがあるため、地上の2倍以上の紫外線があるといわれています。たとえ凍える寒さだとしても紫外線は関係なく降り注いでいますので、日焼け止めはしっかりと塗るようにしてください。
レッスンでも「今日は日差しが強いので日焼け止めをしっかり塗りましょう」とお伝えしたとき「え?こんなに寒いのに日焼けするんですか?」と聞かれることがよくあります。容赦なくがっつり日焼けしますので日焼け止めは必ず入念に塗りましょう。
日焼け止めを怠っていると、春先にはめでたく「パンダ顔」とあだ名をつけられる羽目になりますのでご注意ください。
可愛いだけの髪型は避けたほうが無難
せっかくかわいい板を買ってかわいいウエアでスノーボードに行くのであれば、髪型も可愛くしておしゃれを楽しみたいと思うのがスノボ女子だと思います。
が、かわいいだけで髪型を決めるのは要注意です。
巻き髪ロングを下すスタイルは、見た目が可愛くて人気のヘアスタイルですが、これでスノーボードを滑ると間違いなく後悔します。風で髪が絡まってギシギシなりますし、転んだときにゴーグルと帽子が一気に吹き飛びますし、冷気で髪が凍ってパリパリになってしまいます。
髪はできるだけ帽子の中にしまっておくスタイルのほうが髪へのダメージも少ないですし、絡まってしまう心配もありません。
おすすめは、三つ編み、編み込み、フィッシュボーンツインなどのヘアスタイルです。かわいさもキープしつつ実用性も高くてスノーボードを安心して楽しめます。
昔、かわいく見せることを最重要視して、ロングヘアを結ばすに帽子から出してスノーボードをしていたら、毛先は複雑に絡まるわ紫外線でぱさぱさになるわ雪に濡れてパリパリするわで大変でした。一気に髪が傷んでしまう原因になるので、帽子の中に大事にしまっておきましょう。
ゲレンデメイクの注意点
髪型同様、メイクもこだわりたいポイントですよね。
もちろん、好きなメイクをして問題ないのですが、できるだけ濃いアイメイクは避けたほうがいいでしょう。汗と雪とで悲惨な目元になる可能性が高いです。できるだけナチュラルにして使うアイテムはウォータープルーフのものを使うのがおすすめです。
また、これは私だけかもしれませんが、スノーボードを滑っていると帽子やヘルメットと擦れてまゆげが間違いなく失踪します。そのため、いつでもすぐに化粧直しができるようにアイブロウのアイテムだけ忍ばせておくか、休憩中などはまゆげが隠れるように帽子を被るのがおすすめです。
冷えは大敵!寒さ対策も万全に
スノーボードに行く場所やシーズンにもよりますが、雪山は想像以上に寒くなることが予想されます。冷えは女性にとって大敵なので、寒さ対策もしっかりとしておきましょう。
下に着る服を工夫したり、腹巻をまいておいたり、カイロを余分に持って行ったりして体が冷えないように準備しておくことが大切です。
ウエアの下に着る服についてはこちらの【スノーボードウエアの下には何を着ればいい?快適なインナー選びのポイント】の記事も参考にしてみてくださいね。
滑り終わった後のケアも忘れないで!
滑っているときの対策も重要ですが、滑り終わったあとのケアも忘れてはいけません。
どれだけ日焼けに気を付けて日焼け止めを塗っていても、多少は焼けてしまいます。そのため、ホテルに戻ったり家に帰ったりしたらできるだけ早くクールダウンのケアをしましょう。
また、肌が乾燥していると、より紫外線の影響を受けやすくなりますので、保湿ケアも重要です。フェイスマスクをして、保湿とクールダウンを併せて行うようにしましょう。
まとめ
スノーボードは運動神経が良くなければ難しいと思われがちなスポーツですが、コツさえつかめれば運動神経なんて関係なく誰でも楽しく滑ることができるスポーツです。
脚力に自信のない女性であっても、フレックスのやわらかい板や軽めの板を選べば必ず乗りこなすことができます。最近では、グラトリやパーク、カービングの世界でも多くの女性が活躍していますので、皆さんもぜひスノーボードを極めてどんどん楽しんでもらえたらと思います。
もし、どの板を選べばいいかわからない方や、練習方法がわからない方、女性ならではのスノーボードの悩みがある方は、ぜひお気軽に私たちインストラクターにご相談ください。丁寧にお答えさせていただきます。
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