メガネ派必見|メガネしたままスノボを滑る方法とメガネで滑る危険性

スノーボードのときに装着するメガネ_アイキャッチ

普段メガネで生活している方にとって、スノーボードに限らずスポーツをするときにメガネのままで楽しむのか、コンタクトレンズにするべきなのか悩みどころですよね。

 

できればメガネのままスノーボードを滑って楽しみたいけれど、「危険ではないか?」「不便にならないか?」など色々と考えてしまうと思います。

 

メガネユーザーにとって、スノーボードをメガネのまま滑るのか、コンタクトに変えるべきかは大きな問題ですし、気になるところも多々あるはずです。

 

そこで今回は、普段メガネで過ごしている方がスノーボードを滑るにあたっての疑問を解消すべく、メガネのまま滑ることの危険性や、メガネ対応のスノーボードゴーグルの実態、メガネ対応ゴーグル以外での対処法などを、現役のA級インストラクターである私たちが詳しく解説していきたいと思います。

 

 

自己紹介
ブログ運営者
Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。東京大学 理科二類卒。ウェブデザイナー。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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実際、メガネでスノーボードってできるの?

普段の生活でメガネを使っている方は、スノーボードを滑るときもメガネで滑りたいと思いますよね。

 

でも、メガネでスノーボードをしたら危なくないかな?いっそメガネを外して裸眼で頑張るのもアリなのかな?と色々と考えてしまうかもしれません。

 

結論から言えば、しっかりとメガネ用の対策をすればメガネを着けた状態でもスノーボードを楽しむことはできます。メガネに対応しているゴーグルもいろいろなメーカーから出ているため、どうしてもコンタクトレンズが無理、という方も安心してくださいね。

 

なお、普段メガネだけどスノーボードのときはコンタクトレンズにしようかな、と考えている方は、実際にスノーボードでコンタクトを使う前に練習でつけてみることをおすすめします。コンタクトは慣れない状態だと異様に涙が出たり、不快感を覚えたりしますので、事前に装着して使用感に慣れておくといいでしょう。

 

 

Arata
Arata

スノーボード中は風や雪の影響でゲレンデでコンタクトを無くすことも珍しくないため、ゲレンデに出かけるときは必ず予備のコンタクトレンズを用意しておきましょう。

 

 

メガネだけでスノーボードをするとどんな問題点がある?

メガネを付けた状態でもスノーボードを楽しむことは十分に可能ですが、メガネオンリーでスノーボードするにはいくつかリスクが伴います。

 

そのため、メガネをつけてスノーボードをしたいという方は、メガネ+アルファの対策を取る必要があるでしょう。

 

ここでは、メガネだけでスノーボードを滑った時に考えられるリスクについて確認しておきましょう。

 

転んだときにケガをするリスクがある

 

スノーボードを滑っていれば、転ぶという事態は避けられません。特に初心者のうちは転倒する回数も多いですし、転び方のコツがわからずに危険な転び方をするリスクもあります。

 

メガネのままスノーボードをしていると、転んだときにレンズやフレームが壊れてしまうリスクが高くなり、壊れた部分が鼻や目元に当たってケガにつながる危険性があります。

 

転んでメガネが壊れてしまうと、その瞬間からメガネが使えなくなるので視界も悪くなり、さらに危険な状態になってしまうことも考えられます。

 

 

視界が狭くなり事故につながる危険がある

メガネだけでスノーボードをしているときに雪が降ってきたり吹雪いてきたりすると、メガネの内側にも水滴がついてしまい、視界がかなり悪くなります。

 

視界不良になると、周りに人がいても存在に気付けなかったり、距離感がわからなくなったりして衝突のリスクが高くなります。人だけでなく、木や障害物にぶつかって事故につながることも考えられるので危険です。

 

 

ツルが凍って凍傷になる

メガネのツルの部分が金属でできている場合、スノーボード中にツルの部分が凍ってしまう危険性もあります。

 

ハイシーズンのゲレンデでは-10℃を下回ることも珍しくありません。そのような状況だとツルの部分が凍ってしまい、触れている皮膚が凍傷になってしまう危険性もあります。

 

 

雪の反射で雪目になるリスクがある

雪目とは紫外線によって引き起こされる疾病のことで、「雪眼炎」とも呼ばれている症状です。

 

晴れた日のゲレンデは、上からの直射日光に加えて雪面からの反射があるので、想像以上に紫外線が強く、地上の2倍以上とも言われています。

 

そのような強い紫外線の中、メガネだけで長時間スノーボードをしてしまうと角膜の細胞が傷ついてしまうので、炎症を起こす可能性が高くなります。

 

雪目の症状は数時間してから自覚症状が現れるので、滑っているときは平気に思っていても帰宅後やホテルに戻ってから目に激痛が走ったり涙が止まらなくなったりします。

 

 

Aya-chan
Aya-chan

雪目になると眼科で治療しなければいけなくなってしまいます。連泊中に雪目になるとかなり辛いので、メガネだけでスノーボードを滑るのはおすすめできません><

 

 

メガネ対応のゴーグルとは?

 

先ほどの章で、メガネだけでスノーボードするのは様々な危険があるのでおすすめできないとお伝えしましたが、かといってメガネを外してゴーグルで滑ると視力が足りなくて良く見えないし…。と悩みどころですよね。

 

そのようなメガネユーザーにおすすめなのが【メガネ対応ゴーグル】です。

 

メガネ対応ゴーグルはご自身のメガネをかけたまま装着できるように作られているゴーグルで、メガネで視力をキープしつつゴーグルの保護性能を追加できる優れものです。

 

普通のゴーグルだとメガネをつけたままゴーグルを装着することが難しい作りになっていますが、メガネ対応モデルと明記して販売されているゴーグルは、ゴーグルのレンズと顔との間に十分なスペースが設けられていますし、ゴーグルレンズ部分をメガネの形状に合わせて丸みを抑えた形にしてありますので、メガネがしっかりと収まってくれます。

 

次の章で、メガネ対応のゴーグルについて普通のゴーグルとの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

メガネ対応ゴーグルは普通のゴーグルと何が違うの?

 

メガネ対応ゴーグルはどういった点が普通のゴーグルと違っているのでしょうか。

 

 

フレームの大きさ

 

メガネ対応モデルのゴーグルは、普通のゴーグルよりもフレームが大きく作られています。

 

フレームが大きく作られているので、メガネもしっかりとゴーグルの中に収まってくれます。

 

 

フレームの深さ

 

メガネがゴーグル中に収まるためには、レンズフレーム自体の大きさももちろん大切ですが、レンズフレームの深さも必要です。

 

普通のゴーグルだと、顔とゴーグルレンズの隙間があまり深く設計されていないので、メガネをかけたままゴーグルをつけるとメガネがレンズに当たってしまい、うまく装着できません。

 

一方でメガネ対応ゴーグルだとメガネの収まりをよくするためにフレームの深さを十分に取ってあるので、メガネが緩衝せずにゴーグルをつけることができます。

 

 

スポンジ部分

 

メガネ対応ゴーグルはスポンジ部分にも工夫がされています。

 

顔への衝撃を緩和するためにゴーグルのフレーム部分の内側にはスポンジがついていますが、メガネ対応ゴーグルのスポンジはメガネを押さえつけないように切込みが入っています。

 

そのため、ゴーグルにメガネが押さえつけられて顔が圧迫されてしまうという不快感を解消することができるのです。

 

関連記事:スノーボードゴーグルの正しい選び方とおすすめブランド|曇らないコツも紹介

 

 

メガネ対応ゴーグル以外のおすすめアイテム①|インナークリップ

 

メガネをかけたまま装着できるメガネ対応ゴーグルは、メガネ単体でスノーボードを滑るよりも転倒した時にメガネが壊れてしまう危険性が減りますし、視界も良好に保ちやすくなり便利ですが、展開しているメーカーもモデルも少なく、好みのゴーグルを見つけ出すのが難しいという欠点があります。

 

好みのデザインのメガネ対応ゴーグルを見つけたけれど、メガネが大きすぎてゴーグルの中に収まらなかったり、なんとかゴーグルの中にメガネは入ったけれどメガネが押しつけられて痛かったりなどであきらめざるを得ないことも多いでしょう。

 

そんなときにおすすめなのがインナークリップです。

 

インナークリップは普通のメガネ対応ではないゴーグルを度付のゴーグルに変えてくれるアイテムです。普通のゴーグルの内側に度付レンズを取り付けるので、レンズをいつものメガネと同じ度数にすれば、視界も良好ですし、メガネとゴーグルを重ねるよりも構造的に曇りにくいなどのメリットがあります。

 

これなら幅広いデザインのラインナップから好みのゴーグルを選ぶことができますね。

 

 

Arata
Arata

使いやすさは抜群のインナークリップですが、欠点は、少々ダサいということと、ゲレンデでレストランなどに入ってインナークリップ付きのゴーグルを外すと何も見えなくなってしまうという点です。

 

 

欠点はあるものの、スノーボード中の視界は良好に保つことができるので、レストランの中はメガネなしでも移動できるくらいの視力がある方や、見た目の良し悪しはあまり気にしないという方は、インナークリップを試してみるのもアリでしょう。

 

 

メガネ対応ゴーグル以外のおすすめアイテム①|バイザー付きヘルメット

 

インナークリップは見た目が嫌!視力が悪くてメガネがないと何も見えない!という方はメガネをかけたままでも使用することができるバイザー付きのヘルメットもおすすめです。

 

 

バイザー付きヘルメットはゴーグルとヘルメットが一体型になっていて、メガネをかけたままでも装着できるモデルもあります。

 

ゴーグル部分であるバイザーがかなり大きいので視界が広いですし、通気性も良いので曇りにくいというメリットがあります。

 

お値段は少しお高めという欠点がありますが、メガネをかけたまま使用でき種類もメガネ対応ゴーグルよりも多いので、選択肢に入れてみるのもおすすめです。

 

 

サングラスは危ない!?

 

度付きのサングラスなら気軽に作ることができるし、サングラスでスノーボードするのはダメなのかな?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

確かに、雪が降っていない晴れた日などはサングラスで滑ることも可能ですし、スポーツ用に作られたサングラスであればフレームが柔らかく作られているので、転倒した時のケガのリスクもメガネよりは低くなります。

 

しかし、やはり初心者の頃は転倒する回数も多くなりますし、上級者になればジャンプ台を跳んだり高速でカービングターンをしたりということも増えてくると思いますので、そうなるとやはりちゃんと目を覆ってくれるゴーグルが安心です。

 

 

Aya-chan
Aya-chan

もし度付きのサングラスで滑るという場合は、攻めた滑りはせず、安全に配慮して滑るようにしましょう。

 

 

まとめ

 

スノーボードを滑るときは、できればコンタクトレンズに変えて滑るのが安全かつゴーグル選びにも困りませんが、どうしてもコンタクトレンズが嫌という方や、お子様でコンタクトレンズを使うことができないという場合もあると思います。

 

そんなときは、今回ご紹介したようなメガネ対応ゴーグルを使ってみたり、インナークリップやバイザー付きヘルメットを活用してみたりしてください。

 

本文でもお伝えしていますが、メガネだけでスノーボードを滑るのは転倒した時に危険性が高くなってしまいますので、メガネオンリーでのスノーボードは控えてくださいね。

 

もし、ゴーグル選びに迷ったり、他のスノーボードアイテムについてわからないことがあったりしたら、ぜひお気軽に私たちインストラクターにご相談ください。

 

アイテムのことだけでなく、スノーボードの滑り方のコツや練習方法についてもご相談くださいね。

 

皆様のスノーボードライフがより快適でより楽しいものになるよう、私たちの記事やアドバイスが参考になっていただければ幸いです。

 

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