フカフカの新雪を滑る快感は一度味わったら忘れられないですよね!私たちもパウダーに魅了されたスノーボーダーの一人です!
私たちが拠点を置く北海道のルスツは世界的にも有名なパウダースノーの聖地ですが、より快適に、より楽しく、よりかっこよくパウダースノーを楽しむためにはパウダーのために専用設計された「パウダーボード」で滑るのが一番です!
中でも、世界的なスノーボードブランドBurton(バートン)は、豊富な種類のパウダーボードを展開していて、深雪での浮力や操作性のしやすさが抜群な上にデザインも豊富なのでインストラクター目線でもかなりお勧めです。
しかし、パウダー初心者の方からは
「どのモデルを選べばいいのかわからない」
「長さや形状の違いが難しい」
「自分でも乗りこなせる板の選び方を知りたい」
といった声も多く聞かれます。
そこで本記事では、現役のA級インストラクターである私たちが、パウダー初心者も失敗しないパウダーボードの選び方を詳しく解説し、バートンのおすすめパウダーボードを10本に厳選してご紹介していきます。
今シーズン、パウダーボードを買うかどうか迷っている方、パウダーをもっと快適に滑りたいと思っている方、バートンのパウダーボードが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パウダーボードとは?
パウダーボードの選び方やおすすめのパウダーボードについて解説していく前に、まずは基本的なパウダーボードの知識について確認していきましょう。
パウダーボードは、深雪に特化した形状と設計を持つスノーボードで、通常のオールマウンテンボードと比べると以下の特徴があります。
- ノーズが長くて太い → パウダーで浮きやすい
- テールが短く細い → 雪に沈みやすく後ろ加重しやすい
- テーパード形状(ノーズとテールの幅が違う) → ターンがスムーズ
- ロッカー形状のノーズ → パウダーで引っかかりにくい
パウダーボードは独特の設計により、深雪で沈まない=転倒しにくいため、サーフィンのような感覚で新雪&深雪の上でも軽くターンできるという特徴があります。
初心者向け!パウダーボードの選び方
ここからは、パウダー初心者の方のために、パウダーボードの選び方についてお伝えしていきます。
長さの選び方
- 通常のオールマウンテンボードより5cm前後長めを選ぶのがおすすめ
- ただしボリュームシフト(短め・幅広)モデルなら身長マイナス5〜10cmが目安
例
身長170cmの初心者:通常形状→155〜160cm / ボリュームシフト→150cm前後
👉 初心者は取り回しやすい短めのボリュームシフトモデルがおすすめです
フレックス(硬さ)の選び方
- 柔らかめ(ソフト〜ミディアムフレックス) → ターンがしやすい・疲れにくい
- 硬め(ミディアム〜ハード) → 高速スピードでの安定性が高いが操作の難易度がUPしてしまう
👉 初心者は柔らかめモデルを選ぶのが安全
形状(ロッカー・カンバー)を理解する
- ロッカー形状:ノーズが浮きやすく、パウダー向き
- キャンバー形状:エッジが噛みやすくカービング向き
- ハイブリッド:両方の特性を合わせた万能型
👉 パウダー初心者はロッカー or ハイブリッドロッカーが滑りやすい
テーパード形状の有無
- テーパード(ノーズ幅>テール幅) → パウダーで浮きやすくターンが軽い
- なし(ツインチップに近い形) → スイッチライディング(逆向き)がしやすい
👉 パウダー初心者はテーパード形状入りを選ぶと楽にターンできる
おすすめの選び方(パウダー初心者向け)まとめ
- 長さ:短め or 標準の長さで取り回しやすいもの
- フレックス:柔らかめのフレックス
- 形状1:ロッカー or ハイブリッド形状
- 形状2:テーパード形状入り
具体的には、Burton Pow Wrench や Show Stopperは初心者向けの条件をすべて満たしているので、最初のパウダーボードの1本に最適です!より詳しいスペックや他のバートンのパウダーボードモデルについては次の章で詳しく解説していきます。
バートンのパウダーボードおすすめ10選
いよいよここからはバートンのお勧めのパウダーボードモデルをご紹介していきます。10つ厳選してお伝えしていくので、気になるものがないかどうかチェックしてみてくださいね。
Family Tree Hometown Hero
- 価格帯:99,000円前後
- 対応レベル:中級者〜上級者
- サイズ展開:144 / 148 / 152 / 156 / 160 / 165W
- 重量(参考156cm):約3.1kg
- 特徴:
- Family Treeシリーズの大定番。パウダーからカービングまで対応可能な万能モデル
- ディレクショナルカンバー+テーパード形状で浮力抜群
- おすすめスタイル:ツリーラン、バックカントリー、ゲレンデ兼用
Family Tree Pow Wrench
- 価格帯:88,000円前後
- 対応レベル:初級者〜中級者
- サイズ展開:142 / 148 / 152 / 157
- 重量(参考152cm):約2.9kg
- 特徴:
- ショートワイド設計で取り回しやすく、短い板が好きな人に◎
- サーフライクなターンがしやすいロッカーノーズ
- おすすめスタイル:ツリーラン、パウダー初心者、ゲレンデサーフスタイル
Family Tree Backseat Driver
- 価格帯:80,000円前後
- 対応レベル:中級者〜上級者
- サイズ展開:140 / 148 / 152
- 重量(参考148cm):約2.8kg
- 特徴:
- バインディングなしのパウダーサーフィン専用ボード
- 足を直接乗せて波乗りのような感覚を楽しめる
- おすすめスタイル:パウダーサーフィン、地形遊び
Family Tree Gril Master
- 価格帯:95,000円前後
- 対応レベル:上級者向け
- サイズ展開:154 / 158 / 162
- 重量(参考158cm):約3.3kg
- 特徴:
- 硬めのフレックスで高速域の安定感が圧倒的
- ディレクショナルカンバーでディープパウダーも容易に浮く
- おすすめスタイル:バックカントリー、スピード重視のパウダーライディング
Fish 3D
- 価格帯:100,000円前後
- 対応レベル:中級者〜上級者
- サイズ展開:151 / 156 / 161
- 重量(参考156cm):約3.2kg
- 特徴:
- バートンのパウダーボードの代名詞
- 3Dコンツアー形状+フィッシュテールで雪抜けがよく、ターンが軽い
- おすすめスタイル:ディープパウダー、ツリーラン
Deep Thinker
- 価格帯:88,000円前後
- 対応レベル:中級者〜上級者
- サイズ展開:154 / 157 / 160 / 157W / 160W
- 重量(参考157cm):約3.0kg
- 特徴:
- ダニー・デイビス監修。オールマウンテン+パウダー対応
- カービング・ジャンプ・地形遊びにも強い
- おすすめスタイル:パウダーとゲレンデを両立したいライダー
Family Tree Straight Chuter
- 価格帯:110,000円前後
- 対応レベル:上級者
- サイズ展開:158 / 162 / 166
- 重量(参考162cm):約3.4kg
- 特徴:
- ビッグマウンテン向け。急斜面や高速域での安定感が抜群
- カーボン強化でレスポンスが速い
- おすすめスタイル:バックカントリー、オープンバーンでの高速ライディング
Family Tree Show Stopper
- 価格帯:92,000円前後
- 対応レベル:初級者〜上級者
- サイズ展開:148 / 152 / 156
- 重量(参考152cm):約2.9kg
- 特徴:
- 短め・幅広のボリュームシフト設計
- サーフライクなターン性能とグルーミングバーンでの遊びやすさが魅力
- おすすめスタイル:パウダー初心者、地形遊び
Family Tree Sensei
- 価格帯:115,000円前後
- 対応レベル:上級者
- サイズ展開:155 / 159 / 162
- 重量(参考159cm):約3.3kg
- 特徴:
- 日本のパウダーフリーライド文化からインスパイアされたモデル
- ディレクショナルカンバー+3D形状で極上の浮力
- おすすめスタイル:ツリーラン、テクニカルなパウダーライディング
Family Tree Territory Manager
- 価格帯:108,000円前後
- 対応レベル:中級者〜上級者
- サイズ展開:152 / 156 / 160
- 重量(参考156cm):約3.1kg
- 特徴:
- パウダーとカービングの両立を目指したモデル
- テーパード形状で深雪に強く、ゲレンデでも切れるターンが可能
- おすすめスタイル:オールマウンテン、パウダー・圧雪両方
パウダー初心者によくある失敗と回避方法
長すぎる板を選んでしまう
- → パウダーでは浮力が出るが、取り回しが難しく転倒しやすい
- 対策:標準長 or ボリュームシフトの短めモデルを選択
硬すぎるモデルを選んでしまう
- → 初心者にはターンが難しく疲れやすい
- 対策:柔らかめフレックスのPow Wrench / Show Stopperが◎
パウダー専用すぎる板を選んでゲレンデで使いにくい
- 対策:Hometown HeroやDeep Thinkerなど、オールマウンテン対応のモデルを選ぶ
まとめ
今回はバートンのパウダーボードのお勧めモデルと選び方について解説してきました。
バートンのパウダーボードはFamily Treeシリーズを中心にラインナップが豊富なので、パウダー初心者から上級者まで、また、メインで滑るフィールドによって幅ひろく選ぶことができます。
特にパウダー初心者にはPow Wrench や Show Stopperがおすすめで、オールマウンテン対応でゲレンデも楽しみたいならHometown Hero やDeep Thinkerがお勧めです。
パウダーボードを選ぶ際は自分のレベルはもちろん、自分の滑りたいフィールド(パウダー中心なのか、ゲレンデも滑りたいのかなど)を明確にして選ぶと失敗しませんよ。ぜひ今回の記事を参考に、自分にぴったりの納得できる一本を選んでみてくださいね。
私たちSamuraiSnowConciergeは、バートン(Burton)のパウダーボードのお勧めモデル情報はもちろん、そのほかのアイテム選びのコツや、スノーボードの滑りの技術などもご紹介しております。
もし、スノーボードに関してわからないことや疑問があれば、ぜひお気軽に私たち現役のA級インストラクターにご相談くださいね。
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