「初めてスノーボードに行くことになったけど、何を持っていけばいいかわからない!」
「今から全部買い揃えるのは大変!」
スノーボードに行ったことがないと、ゲレンデで何が必要なのか、何があれば便利なのかよくわからず、荷造りで困ってしまうことが多いと思います。
また、「あれも必要?」「これも必要?」と念には念を入れて準備を進めてしまうと、どんどん荷物が膨れ上がってしまって大変です。
そこで今回は、スノーボード歴20年以上の現役インストラクターである私たちが、初めてスノーボードに行く方に向けて、絶対に持っていくべきものと、スキー場でレンタルできるもの、そして、絶対に必要ではないけれどあったらとても便利なグッズをご紹介していきます。
持ち物と合わせて、初めてスノーボードに行く前に知っておいた方がいい事前知識についてもまとめてありますので、行く前の準備にぜひお役立てください。
スノーボード初心者が絶対に準備するべきもの
それでは早速、スノーボードに必要な持ち物を見ていきましょう。アイテムによっては、スキー場でレンタルできるものもありますので、買ってからスキー場に行くのか、スキー場でレンタルするのかを考えながら準備してください。
※レンタルできるものは☆マークをつけています。
スノーボード板☆
当たり前ですが、スノーボードに行くならスノーボードの板が必要です。ただし、スノーボードの板は購入するとかなり費用がかかってしまいますので、初めてスノーボードに行く方はレンタルでも問題ないでしょう。
初めてスノーボードをしてみて「楽しい!」「また行きたい!」と思ったら、モチベーションアップにもつながりますし、上達も早くなるので、自分だけのマイボードを買うことをおすすめします。
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参考記事:スノボ初心者必見|スノーボードが上達するための板の選び方6ポイント
参考記事:スノボ初心者の板選び|現役イントラが選ぶお勧めスノーボードブランド5選
人気のゲレンデや、人気のシーズンにスノーボードに行く方は、レンタルが完売になることも稀にあります。せっかくスキー場に行ったのに板をレンタルできずにスノーボードができなかった!とならないよう、事前に予約しておくと安心ですよ。
ビンディング☆
ビンディングはスノーボードに固定されていて、ブーツを装着する部分のことです。ほとんどの場合、レンタルの板にはビンディングがついているので、板をレンタルするのであれば特に気にする必要はありません。
注意点としては、ブーツのサイズと合わないビンディングの場合、しっかりとブーツが固定できなくなってしまうので、レンタルするときにブーツとビンディングのサイズが合っているかしっかりと確認しましょう。
また、板とビンディングをレンタルすると、リーシュコードという流れ止めのヒモがついてくると思いますが、レンタルのスタッフの人にリーシュコードのつけ方をきちんと聞いて正しく使うようにしましょう。
ビンディングのつけ方は慣れるまで少し難しく感じるかもしれません。何度かリフトの乗り降りでつけ外しをすれば慣れてきますが、最初からスムーズにつけられるよう、スタッフの人のやり方を見ておくと安心です。
参考記事:現役イントラ厳選|スノーボードビンディングのお勧めブランドと選び方
スノーボードブーツ☆
スノーボードをするときは、専用のブーツを履く必要があります。こちらもスキー場でレンタルできる場合がほとんどです。
ただし、衛生的にブーツのレンタルは嫌だと感じる人も少なくありませんし、ハイシーズンの時期は自分に合うサイズがない場合もあります。自分の足に合っていないブーツを履いてスノーボードをすると、靴擦れしたり足を痛めたりする原因になってしまいますので、希望のサイズを早めに予約しておくか、ブーツだけは自分のものを購入しておくといいでしょう。
ブーツを事前に購入する場合、初めてだとどう選んだらいいかわからないことも多いと思いますので、以下のブーツの選び方の記事も参考にしてみてくださいね。
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参考記事:スノボ初心者にお勧めのブーツ8選と自分に合ったブーツ選びの8ポイント
ウエア☆
せっかくスノーボードデビューをするなら、可愛いウエアやかっこいいウエアでゲレンデでのファッションも楽しみたいですよね。
スノーボードウエアは、スキー場でもレンタルすることができますが、場所によってはウエアだけで5,000円以上するところも多いので、ちょっとコスパが悪いです。また、レンタルのウエアは当然他の人とデザインがまるごと被ってしまうので、ファッションにこだわりたい方は自分のウエアを買っていくほうがおすすめです。
自分好みのウエアを買うと、モチベーションが上がりますので、スノーボードの練習にも気合が入るでしょう。心なしか上達も早くなりますよ。(ゲレンデマジックもかけやすくなり一石二鳥です。)
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参考記事:スノーボードウエアの失敗しない選び方|機能もデザインも着こなしも!
グローブ(☆)
スノーボードをする際、スノーボードのエッジで指を切ったり、転んだときに手を怪我したりするのを防ぐためにグローブは必需品です。もちろん、防寒対策という観点からも重要なアイテムです。
スノーボードはスキーと違ってリフトの乗り降りのたびにビンディングを付けたり外したりしなければならないため、ある程度操作性のいいグローブを選ぶといいでしょう。
グローブはスキー場によってレンタルしているところもあれば、していないところもあります。もともとレンタルしていたけれど、コロナの影響でレンタルを中止しているところもありますので、グローブをレンタルしたいと考えている方は、事前に確認しておくことが大切です。
グローブの購入を考えている方は、【スノーボードの最強グローブはこれ!おすすめのブランドと失敗しない選び方】の記事も参考になりますのでぜひ読んでみてください。
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ゴーグル(☆)
ゴーグルは紫外線や雪などから目を守るためにスノーボードでは必須のアイテムです。
初心者の方の中には「ゴーグルは無しでも大丈夫」と考えている方もけっこういらっしゃいますが、ゲレンデの紫外線量は想像以上に強く、ゴーグル無しで滑ってしまうと目が日焼けしてヒリヒリしますし、視力にも悪影響を及ぼしてしまいます。
また、転んだときに目を守るという意味でもゴーグルは必須と考えておくべきでしょう。
ゴーグルはグローブ同様、スキー場によってレンタルしているところとしていないところがありますので、こちらも合わせてレンタルショップに問い合わせをしておくといいですね。
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仮に曇っていても紫外線は出ているので目を傷めてしまいます。また、スキー場の天気は非常に変わりやすく、曇っていると思っていた1時間後にはピーカンに晴れていることもしばしばです。紫外線が強くまぶしい中でがんばって目を開けていると眉間のシワの原因にもなってしまいますので、ゴーグルは必ず着用してスノーボードを楽しみましょう。
ゴーグルやグローブなどの小物系のアイテムはスキー場の売店でも売っているので、最悪「忘れた!」「レンタルがない!」と思ってもその場で買うことができます。ただ、相場よりかなり高めに設定されていることが多いので、できれば事前にスポーツショップなどで買っておくのがおすすめです。
参考記事:スノーボードゴーグルの正しい選び方とおすすめブランド|曇らないコツも紹介
インナー
インナーとはウエアの下に着る服のことを言います。案外、「ウエアの下って何を着ればいいの?」と迷ってしまいがちですよね。
スノーボードは冬の寒い時期に雪の上で行うスポーツなので、寒さ対策はもちろん必要なのですが、スノーボードをしているうちに暑くなってきて汗をかくこともしばしばです。そのため、インナーは保温性もありつつ、透湿性や通気性などの機能を兼ね備えていることが重要です。
よく「スノーボードのインナーとしてヒートテックは使えますか?」と聞かれることがありますが、ヒートテックはあまりおすすめできません。
ヒートテックは保温性は抜群なのですが、透湿性がないため、汗をかいたらその水分をため込んでしまい、汗冷えを引き起こしてしまいます。できれば、スノーボードなどウィンタースポーツに適したインナーを用意することをおすすめします。
インナーの選び方やおすすめのインナーアイテムについては【スノーボードウエアの下には何を着ればいい?快適なインナー選びのポイント】の記事を参考にしてください。
フリースやダウン
インナーの上に着るフリースやダウンも必ず持っていきましょう。フリースやダウンも厳密にいうと「インナー」でセカンドレイヤーインナーというくくりになります。
先ほどご紹介した一番下に着るインナーは、保温性と透湿性、通気性を兼ね備えたものを用意して、その上に着るフリースやダウンで温度調節を行っていきます。
天気が良く気温も高めのときは薄手のフリースでOKですが、寒さが厳しく吹雪いているときなどは厚手のフリースやさらにダウンを重ね着してしっかりと防寒対策をしておきましょう。
帽子
寒さ対策としてもケガ防止の対策としても、スノーボードをするときは帽子を必ず着用しましょう。
帽子はほとんどのスキー場でレンタルしていないので、自分のものを持っていくことが必要です。帽子のタイプとしては、シンプルな形のニット帽がおすすめで、耳まで隠れるような深くかぶれるタイプがいいでしょう。
スポーツショップに行けば、スノーボード用のニット帽がたくさん売られていて、カラーやデザインもたくさんあるので、見ているだけでも楽しいでしょう。
スノーボード用のニット帽は、生地が厚くて防寒性が高かったり、伸縮性があって頭にフィットしやすかったり、雪で濡れにくかったりなど多くの機能性がありますので、できればスノーボード用のニット帽を用意しておくのがおすすめです。
ただ、だからといって、「絶対にスノーボード用のニット帽でなければスノーボードができない」というわけではないので、買いに行く時間がない!という場合などは、ご自宅にある普段用のニット帽でもOKです。
参考記事:スノボ用帽子を選ぶポイント6つ|転んでも落ちない被り方のコツもご紹介
スノーボード用の靴下
スノーボードに行くときに意外と迷ってしまうのが靴下です。長さはどれくらいがいいのか、厚さはどのくらいがいいのか、替えは持って行った方がいいのか、などいろいろ迷いがちです。
スノーボード用の靴下もスポーツショップで売っていますが、少々高いので、初めてスノーボードに行く場合は家にある靴下で代用すればOKです。
選び方としては、
・ひざ下くらいまである長めのもの
・クッション性のある厚手のもの
・予備1足
です。
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ひざ下くらいまでの長さがあれば、ブーツと緩衝してスネやふくらはぎが擦れる心配もありませんし、クッション性があるもののほうが疲れにくくておすすめです。
時期にもよりますが、足が蒸れて靴下が濡れることもありますので、帰りの移動用に予備の靴下を持っておくと安心です。
参考記事:スノボ用靴下・ソックスのおすすめと選び方|普通の靴下との違いも
現金
ローカルなスキー場では、クレジットカードが使えないところもまだまだあります。また、リフトチケットの購入ではクレジットカードが使えても、ゲレンデレストランなどの食事をするところでは現金オンリーというところもけっこうありますので、現金は必ず持っていくほうが安心です。
ただ、スノーボード中に財布全部を持ち歩くのは落とす危険性があるので、必要な分の現金だけをケースに入れてウエアのポケットに入れておくのがおすすめです。
個人的なおすすめは、ジップロックを財布代わりにして持ち運ぶスタイルです。ジップロックなので中のお札が濡れる心配もありませんし、万が一落としても損失が【残りの現金+ジップロック代】で収まります。透明ですぐに残りの現金額がわかるのも案外便利ですよ。
パスケース
リフト券を入れておくパスケースもあるととても便利です。ICチップで自動改札のようになっているスキー場も増えていますが、リフト係の人に日にちを確認してもらってリフトに乗るというところもまだまだ多いです。
そのため、リフト係の人に見せやすいよう透明になっているもので、腕に付けられるものが便利です。
また、ウエアのデザインによってはウエアにパスケースが備え付けられているタイプもありますので、ウエアを選ぶ際にチェックしておくといいでしょう。
身分証明書
スノーボードに身分証明書?と思うかもしれませんが、レンタルするときに提示を求められることがありますので、レンタルを予定している方は必ず身分証明書を持っていきましょう。
なお、ゲレンデで落とす危険性がありますので、滑走中は持ち運ばず、車かホテルの部屋に保管しておくのがおすすめです。
保険証
スノーボードは安全に気を付けて楽しめば、それほど大きなケガはしないと思いますが、まったくの初心者で自己流で滑ると、ケガや事故につながる可能性はないとも限りません。万が一の場合に備えて、病院受診ができるように保険証も持っていくのが安心です。
初心者同士でスノーボードに行く方や、できるだけ安全にスノーボードがしたいという方は、レッスンを受けてプロのインストラクターから、安全な滑り方やケガをしない転び方、安全なリフトの乗り降りの仕方を教わって滑ることをおすすめします。
参考記事:スノーボード初心者はレッスン受講がお勧め!レッスンのメリットとは
スノーボードに行くとき持っていくと便利なもの
前の章で、スノーボード初心者が必ず準備するべきものについて解説してきましたが、ここからは「無くてもなんとかなるけど、あるととっても便利なもの」を紹介していきます。
プロテクター
スノーボード初心者の方におすすめしたいのが、プロテクターです。特にお尻のパット式プロテクターはあるととても便利だと思います。
転んだときにお尻を守ってくれるので、翌日の回復具合が全然違います。
また、初心者のときはスノーボードの板を付けたまま立ち上がるのがかなり難しく感じると思いますが、プロテクターをつけていると、多少お尻が板よりも持ち上がっているので立ちやすくなります。
また、スノーボードをするときに一番ケガしやすい場所は実は手首です。転んだときに全体重が手首に一気にのしかかるため、手首の骨折は非常に多いケガの一つです。その繊細な手首を守るためにリストガードをつけることもおすすめです。
あとは、膝も打ちやすい場所になりますので膝のプロテクターもあるといいでしょう。
バラクラバ
バラクラバは、頭からすっぽりとかぶるタイプの防寒グッズです。バラクラバがあるのとないのとでは、顔と頭の寒さが段違いですので、できれば持っていくことをおすすめします。
また、初心者のころは、どうしても転ぶ回数が多くなってしまうと思います。転ぶと帽子とゴーグルが盛大に吹っ飛んでしまうという被害に遭いますが、バラクラバを帽子の下に被っておくだけで、だいぶ転んだときの被害が抑えられます。
バラクラバの選び方やバラクラバを付けるメリットについてはこちらの【バラクラバはスノボの必需品|選び方とバラクラバのおすすめブランド】の記事を参考にしてみてください。
首元の防寒としてマフラーをつけている方がたまにいらっしゃいますが、危険ですのでマフラーは絶対にやめましょう。マフラーが何かに引っかかった状態でそのまま滑り降りると、マフラーで首を絞めてしまうことになります。
バラクラバがなければネックウォーマーなどで代用して防寒するようにしてください。
インナーグローブ
インナーグローブはグローブの下につける薄手のグローブのことです。
暑がりな方は必要ないかもしれませんが、末端冷え性の方はインナーグローブがあるとだいぶ指先があたたかいのでおすすめです。
インナーグローブがあれば、グローブを外して細かい作業をするときも素手にならずに済むので指先が冷えるのを防止してくれます。
日焼け止め
ゲレンデは、標高が高いところにある場合がほとんどなので、上からの直射日光と雪からの照り返しで紫外線が通常の2倍以上あると言われています。
そのため、特に女性は日焼け止めは必ず持って行った方がいいアイテムと言えます。ゲレンデの紫外線の破壊力は相当です・・・。
私は何が何でも日焼けしたくないので、朝の化粧時、ゲレンデに着いた時、昼休み、レッスン直前の数回塗りなおしをしています。朝の1回だけしか塗っていない友達は、薄っすらゴーグルの形に日焼けをしていたので、絶対に焼きたくない人は1日のうちに数回塗りなおしをするのをおすすめします。
「日焼け止めなんてめんどうだし、俺、男だし」と日焼け対策なんてどうでもいいと思っている方。
僕が言うのもなんですが、日焼け止めは塗ったほうがいいです。塗らずに変なゴーグル焼けになってしまうと、僕のようにスーパーで二度見されるようになるでしょう。
リップクリーム・ハンドクリーム
ゲレンデでの日焼け対策として、リップクリームもあると便利です。唇は日焼け止めを塗らないので紫外線で口元がカサカサになってしまいます。
唇は女子の武器でもありますので、リップクリームでしっかりと保護してあげましょう。
また、グローブをつけていると手もカサカサになる場合がありますので、ハンドクリームもあったほうが安心です。
湿布
スノーボードに連泊で行く方は、湿布があると安心です。
初めてスノーボードをする方のほとんどは、次の日、激しい筋肉痛とともに目覚めることになります。
あまりにも筋肉痛がひどいと、次の日のスノーボードを全力で楽しめなくなってしまうので、湿布を持っていって、寝る前に貼るようにしましょう。
絆創膏
慣れないブーツを履くと、靴擦れを起こすこともあります。念のために絆創膏も持っていくと足を怪我した時にも安心です。
ポケットティッシュ
ポケットティッシュは、もはや前章の必需品に入れてもいいのではないかと個人的に思っているアイテムです。
なんといっても、ゲレンデは寒いですし、必死でスノーボードをしていると、体の熱気も相まって鼻水がけっこう出てきます。ラーメンを食べているときの鼻水と同じ現象で、誰も止められません。
せっかくゲレンデで、可愛いorかっこいいと思われていたのに鼻水を放置してしまっては台無しです。男女ともにポケットティッシュは必ず持ち歩くようにしましょう。
小銭入れ
スキー場では、レストランや自動販売機などで現金を使う場面がけっこうあります。財布をまるごと持ち運ぶのは、落としたときのリスクが大きすぎるので、小銭入れを用意して現金を入れておくようにしましょう。
先ほども触れましたが、小銭入れにジップロックがけっこう使えます。
カイロ
インナーやフリースなどで防寒対策をしていても、行くスキー場の標高や時期、気温によっては、予想以上に寒くなることがあります。
あまりに寒すぎるとスノーボードに集中できなくなってしまいますので、使い捨てカイロを持っておくと安心です。特にナイターは日光がなく気温が一気に下がりますので、ナイターまで滑りたいという人はカイロを必ず持っていくようにしましょう。
手が寒い、足が寒い、など末端が冷えてしまう方は、グローブに入るサイズの小さいカイロやブーツに貼る専用のカイロを持っていくのがおすすめです。
ワイヤーロック
ワイヤーロックはスノーボードの板の盗難防止に使うアイテムです。自分の板と柱などを一緒につなげて鍵をかけて使います。少々面倒臭いと感じるかもしれませんが、ご自身のマイボードを持って行っている人はワイヤーロックがあったほうが安心です。
特に人気のモデルや高価な板は盗難に遭いやすくなってしまうので、ワイヤーロックは持参するのがおすすめです。
プラスドライバー
プラスドライバーはビンディングがゆるんでしまったときや、角度や幅を調整したいときに使えます。大きいものだと持ち運びができないので、コンパクトで収納が便利なドライバーセットが売っていますので、携帯しておくといざというときに便利です。
なお、プラスドライバーはスキー場のリフト乗り場やレストランの中などに置いてあって自由に使えるようになっているところもあります。
ビンディングが緩んだ状態で滑るとかなり危険ですし、ターンの練習もしにくくなってしまうので、緩くなったと思ったらできるだけ早くドライバーで締めなおすようにしましょう。
ビンディングが緩んで困っている女性がいたら、ささっと手持ちのドライバーで調節してあげると、「ゲレンデのかっこいい人」と評価をいただけます。僕は常にドライバーを携帯しています。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーもあると安心なアイテムです。ゲレンデは寒い時期だと―15℃近くまで下がることもあります。
私たちはウエアやインナーなどで着込んでいますが、スマホはポケットに入っているだけなので、極寒の中にさらされることになります。
あまりにも寒すぎるとスマホの電池がモリモリなくなってしまいますので、仲間と連絡を取れるようにモバイルバッテリーも持参しておくと安心です。
チョコレート
寒い中で運動していると小腹が減ってきます。エネルギー切れになって集中力が途切れないよう、お菓子を持っておくといいでしょう。
チョコレートは疲れた体を癒してくれますし、エネルギーチャージにもなっておすすめのアイテムです。
※ウエアのポケットに入れっぱなしで放置しておくと、後日べちょべちょに溶けた状態で発見されますので、滑り終わったら必ずウエアから出すようにしてください。
移動時用の帽子
スノーボードを滑るときにも帽子は必要ですが、できれば移動用の帽子としてもう一つ持っていくことをおすすめします。
なぜなら、スノーボードをしていると、帽子を外した時に髪の毛が乱れてしまっていて、そのまま帰るにはちょっと恥ずかしい状態になっていることがほとんどだからです。
また、スノーボード中にかぶっている帽子は雪で濡れてしまっているので、できれば移動用の帽子は別で用意しておくといいでしょう。
初めてスノーボードに行くなら知っておきたい前知識
ここまでで、初めてスノーボードに行くときに持っていくべき持ち物についてお伝えしてきましたが、ここからは、スノーボードに行く前に知っておくと安心な前知識についてご紹介していきます。
これを知っているだけでも「こなれ感」を出すことができますよ。
スタンスの決め方
スノーボードは左足を前にして滑るレギュラースタンスと、右足を前にして滑るグーフィースタンスがあります。
それぞれのスタンスによってビンディングの設定が若干異なるため、最初どちらのスタンスで滑るか決める必要があります。
自分に合ったスタンスで滑らないと、上達スピードが遅くなってしまったり、違和感を持ちながら滑ったりしなければならないので、正しいスタンスを選ぶことが大切です。スタンスの判定方法としては以下の方法がありますので、ゲレンデに行く前に試してみるといいでしょう。
・ズボンを履くときに右足から入れる
・後ろから押されたとき左足が前に出る
・バットを打つときベースの左に立つ
・ボールを蹴るのが右足
このうち2つ以上に当てはまる場合はレギュラースタンスの可能性が高いでしょう。当てはまるものが少ない方はグーフィースタンスの可能性が高いです。
途中でスタンスを変更することもできますが、できれば最初から自分に合うほうのスタンスで練習したほうが上達が早くなりますよ。
スノーボード板の持ち方
スノーボードの板の持ち方がわからないままでゲレンデに行ってしまうと、変に引っかかってしまったり、持つのが大変だったりして腕が疲れやすくなります。
スノーボード板の正しい持ち方は、ビンディングの下に腕を入れてひっかけて持つ方法が一番楽ちんに運べます。
この持ち方であれば、片方の腕がフリーになるので、ドアの開け閉めなどもスムーズにできますし、お子さんやパートナーの板も一緒に持ってあげることができます。
ゲレンデマナー
スノーボードやスキーを安全に楽しむために、スキー場にはゲレンデマナーというものがあります。これを知らないと他の人に迷惑をかけてしまうこともありますし、何より自分や仲間が危険な目に遭ってしまう可能性もあります。
スノーボードに行く前にゲレンデマナーを確認しておくと安心です。ゲレンデマナーとしては以下の内容を知っておくといいでしょう。
・スノーボードの板を流さない(リーシュコードは必ずつける)
・前方を滑っている人が優先
・コースの合流地点は要注意
・滑走区域以外には入らない
・リフト降車口付近で立ち止まらない・座らない
・コースの中央付近で座らない
・上から見えにくい場所で止まらない
・複数人で止まるときは横に広がらない
ゲレンデマナーを守って安全にスノーボードを楽しみましょう。
まとめ|スノーボードが初めてならレッスンを受けたほうが楽しめる
今回は、初めてスノーボードに行く方に向けて、必要な持ち物やあったら便利な持ち物についてお伝えしてきました。
初めてスノーボードに行く方は、準備している段階からワクワクドキドキしちゃいますよね。うまく滑れるかどうか不安もあるかもしれません。
スノーボードを滑るのが初めてという方は、レッスンを受けて正しい滑り方を教わるのが一番の上達の近道ですし、安全に楽しむことができておすすめです。レッスンを受ければ1日のレッスンだけでもかなり滑れるようになりますし、安全な転び方も教えてもらえるのでケガのリスクがかなり軽減されます。
関連記事:スノボ初心者が1人でレッスンを受けるのは実はメリットいっぱい!
スノーボードのレッスンや滑り方について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽に私たちインストラクターに聞いてみてくださいね。
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