東大卒A級イントラ解説|BURTON(バートン)初心者向けスノーボード板のおすすめ10選

スノーボード初心者にとって、板選びは上達するスピードやゲレンデに行く楽しみに直結するため、とても大切です。自分だけの板だと思うと愛着も湧いてきますし、できれば長く愛せる特別な1本と出会いたいと思いますよね。

 

しかし、スノーボードの板と一言にいってもブランドもモデルも種類もたくさんあって、どう選べばいいかわからない!!という初心者の方は多いと思います。

 

実際、レッスンをしているときも

「初心者だけど自分の板を買いたい。どんな板がいいですか?」

「レンタルじゃなくて自分だけの板を買おうと思っているけど、どこのブランドがおすすめですか?」

という質問はたくさんいただきます。

 

スノーボードの初心者向けのモデルは多くのブランドから出されていて、どれもメリットはありますが、今回は初心者向けのスノーボード板として特におすすめのBURTON(バートン)についてフォーカスしていきたいと思います。

 

BURTON(バートン)は、初心者に優しくスノーボードに慣れていなくても扱いやすい設計のモデルが豊富で、扱いやすさと品質の高さが魅力のブランドです。

 

それでは早速、(東大卒の)現役A級インストラクターである私たちが初心者におすすめのBURTON(バートン)板10モデルを厳選してご紹介していきましょう。それぞれのモデルの対象レベルや特徴、価格帯も合わせてご紹介しているので、購入される際の参考にしてみてくださいね。

 

ちなみに、BURTONと並んで初心者向けスノーボードとしておすすめのサロモンについては、こちらの[【現役イントラお勧め】サロモン(Salomon)の初心者向けスノーボード板おすすめ8選]の記事にくわしくまとめてありますので、「サロモンの板も気になる!!」という方はこちらの記事も見てみてください。

 

自己紹介
ブログ運営者
Aya-chan & Arata

☆Aya-chan☆
A級トップ合格インストラクター。東京大学 理科二類卒。ウェブデザイナー。趣味美容ケア、特技ビール早飲み。

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☆Arata☆
元公認スクール指名No.1インストラクター。情熱スノーボーダー。趣味ダイエット、特技リバウンド。

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スノーボード歴20年以上、年間滑走は120日ほど。JSBA公認A級インストラクター。
北海道のルスツを中心に夫婦でプライベートレッスン専門のスノーボードスクールを運営しています☆

ブログではスノーボードに関する「本当に役に立つ」情報を発信していきたいと思っています。スノーボードを物理学など理系の観点も含めて楽しく解説していきます!

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【選び方のコツ】初心者がスノーボードの板を選ぶ際のポイント

自分だけの板を買うとなると、とてもワクワクしてきますよね。しかし、いざショップに行ってみたりインターネットでチェックしてみたりしても、スノーボード板の種類が多すぎてどれを選んでいいかわからないことがほとんどでしょう。

 

また、「ディレクショナルツイン」「キャンバー」など専門的な用語も出てきて、ますますどの板を選べばいいかわからなくて、迷子・・・・という方も多いと思います。

 

この章では、スノーボード初心者が初めて板を購入する際にチェックすべきポイントを形状の種類の説明なども踏まえて解説していきますので、ぜひ選ぶ時の参考にしてください。

 

 

板の形状をチェックしよう

スノーボードの板には「キャンバー」と呼ばれる反りの形があります。ぱっと見ではわかりにくいのですが、真横から見てみると板が少し反っていて真っ直ぐではないことがわかります。

 

板の形状の種類は、おおまかに「キャンバー」「ロッカー」「フラット」「Wキャンバー」とわかれています。

 

 

初心者におすすめの板の形状としては、以下が扱いやすくておすすめです。

 

  • ロッカー(逆反り)

→船底のような形状になっているのでエッジが引っかかりにくく、転倒が恐怖体験になりやすい初心者におすすめです。エッジが引っかかりにくいのでターン自体は少しやりにくいかもしれませんが、サイドスリップや木の葉など滑ることに慣れる段階の方は恐怖心なくチャレンジしやすいでしょう。

ターン導入までのスノーボードデビューにはおすすめの形状です。

 

  • フラット

→その名の通り、底面が平らになっている形状で、安定感があり、直進しやすい形状になっています。初心者の方にはもちろん、グラトリに挑戦したいグラトリ入門の板としても向いています。

 

  • ハイブリッド(Wキャンバー)

→エッジが引っかかりにくく転倒を予防しやすいロッカーと、エッジが引っかかってターンしやすいキャンバーの良いとこ取りの形状です。センター部分にキャンバー形状、ノーズとテール部分にロッカー形状を配置してあるので、エッジグリップと操作性の両立を目指している形状になります。初心者でも滑りやすくて操作性が良いのが特徴です。

 

 

 

板の形(シェイプ)にも注目してみよう

板の形状に続いて、次はシェイプに注目してみましょう。スノーボードの板のシェイプには、主にツインチップ、ディレクショナル、ディレクショナルツインの3種類があります。

 

 

  • ツインチップ

→前後対称の形をしています。どちら向きでも同じように滑れるのが特徴です。まだ利き足(進行方向におく足)が定まっていない初心者の練習やグラトリなどトリックにも向いています。

 

  • ディレクショナル

→前後で形が異なります。フリーランに特化していて、滑走スピードがあがってきた人やカービングを重視する人向きのシェイプです。

 

  • ディレクショナルツイン

→見た目はほぼ対称でツインっぽく見えますが、ノーズ(前)が少し長い形になっています。ディレクショナルの安定感もありながら、前後どちら向きでも滑りやすいといういいとこどりの形です。

 

初心者には、「ツインチップ」または「ディレクショナルツイン」がバランスがよくおすすめです。

 

板の柔らかさ(フレックス)もチェックしよう

初心者の方がスノーボードを選ぶ際、板の柔らかさも必ずチェックしておきたいポイントです。

 

初心者には、断然、柔らかめの板がおすすめです。板は柔らかければ柔らかいほど扱いが楽になります。扱いやすく、操作しやすいのでターンの練習もしやすくなります。

 

ただ、柔らかい板はスピードが出てくると不安定になってしまうので、初心者から中級者にレベルアップしたタイミングで少し硬めの板に乗り換えるのがおすすめです。

 

硬いフレックスの板は、初心者には扱いが難しいですが、高速スピードになった時やカービングのときにはかなり安定感が出て滑りやすくなります。柔らかい板で滑っていて、「もっと安定感が欲しいな」と感じたら滑走スピードが上がってレベルアップしたと思っていただいてOKです♪

 

初心者の方の初めの1本には、「ソフトフレックス」または「ミディアムソフト」程度の柔らかさを選びましょう。

 

適切な板の長さは身長とレベルで選ぼう

続いては、板の長さの選び方です。板の長さの目安は、自分の身長と体重、そして滑りたいスタイルやレベルによって決まります。

 

基本的なスノーボード板の長さの考え方は[自分の身長―15cm]で、そこを基準として初心者なら少し短めを、体重が重い方は少し長めを、などと調節していきます。

 

初心者のおすすめ長さの目安:
例)身長160cmの人 → 板の長さは145cm前後

 

短めの板は操作しやすいため、初心者には向いています。ただし、体重が重めの方は少し長めを選んだほうが安定感が出ておすすめです。

 

 

デザインもモチベーションにつながる

スノーボードの板を選ぶ時、機能面だけでなくデザインも重視して選ぶと良いですよ。

 

自分の好きな色やデザインの板を選ぶと、自然と滑るのが楽しくなります。「かっこいい」「かわいい」と思える板であれば、自然とたくさん乗りたくなりますし、練習もより楽しく頑張ることができます。

 

特にソールがお気に入りの板を選ぶと、ワックスなどのメンテナンスにも力が入るのでより長く快適に愛用することができておすすめです。

 

次の章から、乗っているだけでモチベーションがあがるような、おすすめのバートンの板についてご紹介していきます。

 

できればセットモデルを検討しよう

 

スノーボードの板をレンタルではなく自分で買うとなった場合、ビンディングやブーツも必要になってきます。厳密にいうとブーツだけレンタルするということもできますが、やはり気分的にも自分の足へのフィット感という点でも自分専用のブーツを買うのがお勧めです。

 

板だけでなくビンディングもブーツも用意するとなった場合、初心者の方には、板・ビンディング・ブーツがセットになったモデルを選ぶのもおすすめです。特に、バートンで人気のステップオンのモデルだと、板とビンディング、ブーツをすべてバートンのブランドで揃えないとうまくフィットしないということもあるので注意してください。

 

同じブランドでセットで揃えたほうがうまくフィットして使いやすいですし、価格も抑えることができますよ。

 

初心者におすすめ!BURTON(バートン)の板モデル10選

それでは、いよいよここからは初心者におすすめのバートンのモデルを厳選してご紹介していきます。対象レベルや価格帯もまとめてありますので、予算に合わせて選んだり、今の自分のレベルと見比べて検討してみてくださいね。

 

Instigator(インスティゲーター)

  • 対象:初心者〜初級者
  • 形状:フラットトップ
  • 特徴:クセがなく、初めてでも扱いやすい安定設計
  • 価格帯:約47,000〜60,000円

 

 

Ripcord(リップコード)

  • 対象:初心者〜中級者
  • 形状:フラット+ロッカー(Easy Bevel)
  • 特徴:柔らかいフレックスで、楽にターンができる
  • 価格帯:約50,000〜63,000円

 

 

Stylus(スタイラス)※レディース

  • 対象:完全初心者〜初級者
  • 形状:フラットトップ
  • 特徴:軽量&柔らかめで女性の体格にフィット
  • 価格帯:約48,000〜58,000円

 

 

Hideaway(ハイダウェイ)※レディース

  • 対象:初心者〜中級者
  • 形状:ロッカー形状
  • 特徴:ターンの導入が簡単で、ステップアップにも対応
  • 価格帯:約50,000〜65,000円

 

GROM※キッズ

  • 対象:キッズ初心者(3歳〜小学生)
  • 形状:フラット+Easy Rider
  • 特徴:非常に軽く、安全性も高い
  • 価格帯:約30,000〜45,000円

 

After School Special(アフタースクールスペシャル)※キッズ

  • 対象:完全初心者の子供
  • 形状:フラット
  • 特徴:板とバインディングがセットで組立済み
  • 価格帯:約45,000〜55,000円(セット価格)

 

Process Smalls(プロセス・スモールズ)※キッズ〜ジュニア

  • 対象:キッズ中級者〜ジュニア初心者
  • 形状:ツイン+キャンバーまたはフラット(モデルによる)
  • 特徴:よりアクティブに滑りたい子におすすめ
  • 価格帯:約45,000〜55,000円

 

Feelgood Smalls(フィールグッド・スモールズ)※ガールズ

  • 対象:ガールズ初級者〜中級者
  • 形状:ツイン or ディレクショナル
  • 特徴:ガールズモデルながら高性能、デザイン性も◎
  • 価格帯:約48,000〜60,000円

 

Custom Flying V(カスタム・フライングV)※大人・男女共通

  • 対象:初心者〜中級者(やや上級より)
  • 形状:ハイブリッド形状(キャンバー+ロッカー)
  • 特徴:応答性と安定性のバランスが絶妙
  • 価格帯:約80,000〜95,000円

 

※初心者でも「中長期的に本格的に滑りたい」「すぐ上達したい」方におすすめ。

 

Rewind(リワインド)※レディース

  • 対象:初心者〜中級者
  • 形状:フラット〜キャンバーの中間
  • 特徴:柔らかくて遊びやすい、グラトリ・パーク練習にも◎
  • 価格帯:約55,000〜68,000円

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?気になるBURTONのモデルは見つかりましたか?バートンからは初心者向けのボードもたくさん出されているので、性別や身長、デザインの好み、滑り方に合わせて豊富なラインナップから選ぶことができておすすめです。

 

今回ご紹介した10のモデルは、どれも乗りやすさ・安全性・成長のしやすさを考えて設計されたものばかりなので、これからスノーボードのレベルアップをしたい方や、特別な最初の1本を考えている方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

もし、10の中からも選べない!という方は

・完全初心者という方ならInstigator(インスティゲーター)

・女性ならStylus(スタイラス)

・上達を考えて長く使いたいならCustom Flying V

がおすすめですよ。

 

私たちSamuraiSnowConciergeは、お勧めのBURTON(バートン)の初心者向けのスノーボード板の情報はもちろん、そのほかのアイテム選びのコツや、スノーボードの滑りの技術などもご紹介しております。

 

もし、スノーボードに関してわからないことや疑問があれば、ぜひお気軽に私たち現役のA級インストラクターにご相談くださいね。

 

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